自分と音楽とバンドと男尊女卑の話
いやー、久しぶりすぎてまじで使い方がわからん。
noteが一気に令和にいって私だけが江戸時代に突入したのかと思ったらちゃんと見てないだけだった。クソが。
なんか書きたいな、書きたいなと思っていたので
ありあまる自分の人生のくだらねぇな。ってことでも書いてみようと思います。
暇な人はお付き合いください。
自分は18歳からPAの学校に二年間行ってたんですね。
奨学金という借金を背負ってまですることだったか?と言われると正直、機材も何もかもが移り変わる世の中で音楽のために学校に行くって
まじで捨て金だったな、って思うんですけど。
現場至上主義の業界だってことはわかってたんで初めて島から都会に出て早く周りと馴染みたい、たくさんのことを学びたい!って
もう本当にすごい!若いってすごい!って自分の事をスタンディングオベーションで迎えたいくらいの気持ちだった。
怖いくらいフレッシュ。
てわけで近くのライブハウスに早速電話して「働けますか?」って聞いてみたの。そしたら履歴書持ってきて。って言われた。
今となっちゃあんな業界に年齢まで晒して履歴書なんかいるのかよ。って思うけどフレッシュなあたい、ちゃんと持っていった。もう、可愛すぎる。抱きしめたい。
そしてライブハウスに着いて履歴書出して。って言われたから出そうとした。
ない。
どこにもない。
鞄の中もまだない机の中もない。
完全に忘れた。
フレッシュな私大慌て。ライブハウスの当時の社長大爆笑。
まあ、急いで事なきを得て面接に通るんですが
平成だなー。って今更ながら思うのが労働時間の時給は0円だったんですね。
今の私なら言うよ。「今すぐその職場から離れるんだ!!」
でもフレッシュな私、全然それが当たり前だと思ってた。
もちろんちゃんと学校も行くので朝9時から17時まではとりあえず学校なんですわ。ほんでそっからめちゃくちゃダッシュでライブハウスまで自転車を血眼になって漕ぐんですけど着いたら一言目が
「遅い!!!!」なんですよ。
戸塚ヨットスクールじゃん。
学校終わるのが17時なんだからどうやっても
18時前に着くじゃん。
でもフレッシュな私、笑顔ですみませんでした!って答えてた。
これが戸塚ヨットスクールならめちゃくちゃ良い金づるになってたんだと思う。
そこから簡単に23時とかまで仕事なんですね。
遅いと1時とかですかね。
まあ、そんな日々を1年続けてみると人って簡単に心が壊れていくんですね。
あら、不思議。食べたいものもなければ全てをライブハウスに捧げる心だけがむくむくと成長して、体重は簡単に10キロ近く太る。凄い。人間って凄い。
ストレスや鬱でよく痩せる方もいますがパワー系の仕事だと食ってないとまじで身が持たないんですよ。
しかし食費も自腹。なぜか望んでやったはずの仕事からはお金が出ない。
それでも自分は技術がほしい。
なぜだ。なぜこんなにも不健康なんだ?
寝る時間もなければ家のことをする時間もねえ。
挙げ句の果に金もないので金にものを言わせる金もねえ。
吉幾三もびっくりだあ!?
てことでこのまた1年後(合計2年後)に精神を病みまくってやめようと決意する私。
私「もう限界なので辞めさせてほしいです」
社長「そう…続けるって難しいことだけど一番身になることだよ。他の人にも聞いてごらん」
私「あの‥やめさ(以下略)」
マネジメント「辞めるって簡単なんよね。続けることってとっても大変。続けるって凄いよ」
私「あの。やめ(以下略)」
その他スタッフ「え?このくらいでやめちゃうの?」
私(いや、あんたたちこれで御飯食べれてるやん)
てことでバカ腐れ!!!!死ぬわ!!!!!!!!
と思って半分は勢いで飛びました。
だって給料発生しないってそこに自分はいないことだからね。
やめてもなにしても社会的にはいない人間なので誰も困らないわけですよ。
細かく言うとタダ働きをさせていた方々が超絶困る状況なだけです。
わいは痛くも痒くもないんだわ。
この時から私の中で何かを続けることに意味はない。
嫌になったら情熱がない限り早々と退散することが吉であると気づいた人生の分岐点です。
いやあ、いい経験をしたよ。まじ平成よ、ありがとう。
そこからは暗い部屋でひたすらbjorkのall is full of loveを聞く日々が続きます。
あとレディオヘッドのkid Aですね。
私の20歳までの経験はこんな感じ。音楽に身を捧げ、それが自分で選んだ道なのに間違っていたんだな。という選択でした。
まあ、ここはきっと人それぞれなんだろうな。
いつでも逃げられることはできたはずなのにそれをできなかった自分。
今ならその時の自分を全て受け入れて抱きしめてあげられるちょっとイイ話。(いや、なんか全然いい話じゃないな)
皆さん労働搾取にはまじでハマらないでほしい。
なんか全然バンドの話できなかったので次回はバンドの話を書きたいと思います。
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