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【旅記録】 《いただきます》を探しに 暮らしの市2024夏 in 塩竈

今日も、おつかれさまです。
『暮らしの市2024夏』 を訪れた記録。

どうか、お付き合いください。



暮らしを探しに


『暮らしの市2024夏』 の舞台は、宮城県塩竈市杉村惇美術館。

塩竈という地名は、『海水から得た塩で作られたかまど』が由来だそう

塩竈市公民館本町分室をリノベーション、「塩竈市杉村惇美術館」は塩竈ゆかりの洋画家・杉村惇画伯の作品を常設展示する他、文化芸術活動の発信拠点となる美術館です。塩竈市文化財指定。

塩竈市杉村惇美術館公式インスタグラムより


公民館の名残がある出入り口


“知恵と工夫で暮らしを彩る” がテーマの 『暮らしの市2024夏』。
本イベントには、地域の素材を用いた雑貨や、自然と身体に優しい食べものなど、個性豊かな37個のお店が参加していました。

会場の全体図


美術館の中は、①販売ブース (大講堂) ②ワークショップブース (講習室) ③パンの市(中庭) に分かれていました。


元気いっぱいな植物が過ごす中庭。パンの市は売り切れてしまっていた。無念


答えを探しに


今日の目的は、ワークショップブース。

ふわふわ&ギザギザなうさちゃんが可愛い


乾漆やビーズを使ったアクセサリーや、印刷方法の1つであるシルクスクリーンを用いたグッズなど、まさに “暮らしを彩る”モノが作れる体験ばかり。

最終日である今日。
ワークショップブースは、たくさんの人で大賑わいでした。

部屋を彩るフラッグが可愛い


ワークショップのなかでも、今回体験したかったのは…

【エシカルジビエ〜のんき〜】
「石巻の猟師による鹿皮を使った小物づくり」

屋台風の木製の棚が可愛い


“害獣” として“処分” される命を、単に奪うのではなく、《いただきます》の気持ちをもって循環させたい

のんき パンフレットより引用


のんきの代表が拠点とするのは、宮城県石巻市牡鹿半島。
東日本大震災による人口減少の結果、鹿の生息頭数が急激に増えた地域です。

鹿が増えると、農作物などの獣被害が問題に。
鹿肉の製造、革小物の製作などを通して、この問題に向き合っているそうです。


色合いが素敵な革小物


今回は、鹿皮を使ったヘアゴム (上記写真手前) の製作にチャレンジしてみました。

皮をパーツに被せ、もう1つのパーツをはめ込んでいくのですが…。
とっても力がいる作業で、ほとんど手伝っていただきました。


不器用すぎた結果、ゴムが短すぎるヘアゴムが出来上がった。作り直さなくていい?と何度か聞かれた (そりゃあそう)


親子連れやカップルなど、他にも小物づくりに挑戦するお客さんがいるなか、合間を縫って狩猟のことをたくさん教えてもらいました。

嬉しかったなぁ。

とても素敵な方だったのですが、なかでも印象的だったのはパンフレットに書かれていたこの文言でした。

害獣というのはあくまで人目線であり、動物としての “人間の立ち位置” を考えたい。人は命を奪う事により、生きることができる

のんき パンフレットより引用


「どんな過程を経て、日々食べているものは私のもとに届くのか?」

この問いの答えを知らないまま、おいしいおいしい と食べている今の私に、強い違和感を覚えたのが5月の頃。

人間が生きながらえているのは、なぜか という問いの答えを猛スピードで見つけたくなった私は、自ずと狩猟に興味を持つようになりました。

来週は、狩猟体験にも行く予定。
狩猟免許の取得も、今年中にがんばりたいなぁ。

鹿の皮は、思ったよりもツルツルでした


おみやげを探しに


ワークショップが終わったあと、大講堂で開かれていた販売ブースにも立ち寄りました。

光さす室内。構造が素敵


家族に何か買おうかな? と大講堂をぐるぐるすること数分。

目にドドドーンっ とあるものが入ってきました。

ドデカかぼちゃ


名取市で育てられたかぼちゃ。
ちょうど車で来たし…と、購入を決定。
明日はかぼちゃの冷製スープがいいかな、なんて考えながら帰宅しました。

名取は地元の近く。
「なんで塩竈まで行って名取のかぼちゃ買ってくるのっ」と
母からつっこまれました。

だって冷製スープ飲みたかったんだもの。


【今日の一曲】


2024.07.21 erica

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