ポンコツミシンを意のままに扱い、手作りランチョンマットを仕上げた一部始終
「黄色いランチョンマットまだなの?小学校卒業しちゃうよ〜」
娘から言われてハッとしました。ランチョンマット用の生地を購入して以来、さっぱり手つかずだったからです。黄色地にシロクマが描かれた北欧柄の生地。ランチョンマット用に、40cmだけお店で生地をカットしてもらったままでした。
シロクマ柄のランチョンマットで給食を食べたい娘の希望を叶えるべく、半年ぶりにお裁縫を再開した奮闘記です。どうぞ。
まず、生地の裁断です。シロクマの柄がきれいに出るように、十分な縫い代をキープできるよう細心の注意をはらいながら生地をカット。ランチョンマットづくりの肝ですね!ここでキレイに裁断しておかないと、シロクマの胴体がカットされた仕上がりになってしまいます。同時に、シロクマの柄が水平になるように気をつけます。
次にアイロンかけ!四隅の縫い代を倒して、キレイに作りこみます。アイロンかけ次第でランチョンマットの出来が左右されますので、慎重に。実用品なので、洗濯しても四隅の角が崩れないようにきっちり折り込みます。アイロンかけ命ですね。
根がずぼらなので、アイロン後は「仮止めクリップ」を用いて縫い代を仮止めします。縫い針より時短!なのに「仮止めクリップ」の絶対数が不足し、洗濯バサミを引っ張り出す始末。洗濯バサミの予備がたくさんあって良かった〜。
そして本命のミシンが登場です。我が家のミシンは十年選手で、じつはあまり調子がよくありません。縫う機能に問題はありませんが、「スタート /ストップ」ボタンの反応が悪いのです。縫いたいのに、ミシンが動かない。縫い終わりたいのに、ミシンを止められないなんて日常茶飯事。
まずは他の縫い物に取りかかり、ミシンのウォーミングアップをします。場数をこなすと「スタート /ストップ」ボタンの「ス」の字の左下あたりを押すと反応が良いことが判明。令和の時代に、電源ボタンのご機嫌に左右されるなんて笑。
意思疎通しやすかった足踏みミシンが懐かしい!実家では、長らく足踏みミシンを愛用していましたよ。縫い目の微調整を「あうんの呼吸」でできるところが、足踏みミシンの魅力でしたねえ。
ウォーミングアップが終わったところで、さっそくランチョンマットのミシンがけをスタート!ランチョンマットは縫い目が命。まっすぐに美しく、波打たないように、縫い目が落ちないように。慎重かつ大胆に縫っていきます。
本当は縫うスピードを上げると仕上がりがキレイなのですが、私にはそこまでの「縫うスキル」はありません。縫いそこねるリスクを考慮し、真ん中くらいのスピードでミシンをかけます。中途半端に無難すぎるやり方が自分らしくて、ひとり苦笑。
ミシンがけの最中、四隅を縫い上げるたび、仮止めしていた洗濯ばさみを取り外します。取り外す瞬間が最高!リズミカルに取り外された洗濯ばさみの山が、いつのまに右側に積み上がります。地味に爽快感を味わえますよ。
仕上げに、アイロン掛けとおなまえシールの貼りつけ。おなまえシールは作り置きがあって良かった〜。アイロンでしっかり押し当てて完成です!
できあがったランチョンマットは、学校指定のサイズ感ながら、こだわった裁断と美しい縫い目が一番の目玉!生地のシロクマが生き生きと見えます。娘も大喜び!作品の仕上がりに大満足できた休日でした。
ランチョンマットづくりも六年目になると、さすがに手際が良くなりましたよ。さっそく明日から使う予定です。
給食が美味しくなりますように!
ランチョンマットが小学校でのお役目を果たした後は、我が家の食卓を彩る予定。洗濯機でガンガン洗っても四隅がキレイを保てるよう、きっちり仕立てたからねえ。末永く愛用しますね。
※タイトル画像は「momoro66」さんにお借りしました。シロクマの世界観が、ランチョンマットと同じでかわいらしいです。ありがとうございました!