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【書評】④アダルト・チルドレン癒しのワークブック 本当の自分を取りもどす16の方法 西尾和美

Step6からは自分の癒しに向き合うというセクションに入ります。Step6は心の傷を表現するとうテーマのワークです。最初は描くということです。ワークブックでは描くページもついています。映像表現が好きな方はこちらの方が向いているかもしれません。ワークブックには書かれてはいませんが箱庭療法などもよいかもしれません。表現したあとの感情の方がとても大切なので、その自己観察していく時間も必要です。2つめは書いて表現することです。虐待を受けていたことなどを表現していきます。本にも書く欄は設けてありますが、書きにくいようであれメモ書きでもよいかと思います。書いたあとに破り捨てたり、燃やしたりすることで、気持ちを落ち着かせることもあるかと思います。そして最後は身体で思い出を表現する。これはソマティックな方法で斬新です。こういうことは日本人は苦手かもしれません。ここで紹介されているのは、自分自身を抱きしめてみたり、背中を丸めて小さくなったりします。少し安心感や包まれた感を感じることがあるかもしれません。

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