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劇場版「きのう何食べた?」でホッコリ ホロリ

こんにちは。
今日は、勇気を出して観てきた映画のお話を書きたいと思います。

劇場版「きのう何食べた?」を観てきましたよ。

先日、平日の早い時間帯に、眼鏡をコンタクトに変えて、普段は絶対に着ないカジュアルな白パーカーを着て、マスクとマフラーで顔を覆い、上映直前にササッっと一番端の席に座りました。

「一分でも早く、暗くなってくれ」と願いながら、上映を待ちました。

映画館には、50~60代の女性が8人と30代くらいの女性が1人、そして、僕だけでした。

そもそも、この映画を観に来る時点で、おそらく、ゲイには寛容な方ばかりなのに、「ゲイだとバレたら、どうしよう?」と必死にノンケぶっている自分が、ものすごく恥ずかしかったですし、こんな風に変装している自分が情けなく思えました。

挙動不審な僕は、やっぱりまだ、まわりの目を気にして生きているんだなぁと思い知りましたし、勝手に自意識過剰になっている自分に恥ずかしく思いました。

いつも無意識に、普通ではない自分に罪悪感を抱えて、どこかで「後ろ指をさされている」と思っているところがあるから、こんな風になってしまうんだなぁと思います。

さて、僕の話はさておき……

この映画の感想はと言うと、期待通り、ホッコリ、ホロリ、平和な気持ちにさせてくれましたよ。

いまこのタイミングで、この大きなスクリーンで観ることができて、本当によかったと思います。

とっても素敵なキャストやスタッフの皆様に感謝です。
ありがとうございます!

この映画で、何が一番よかったのか?

それは、ホッコリ、ホロリ、平和なところもよかったのですが、個人的には、

幸せは、二人だけでは始まらない

と教えてもらえたところです。

シロさんとケンジさんのまわりには、個性豊かな仲間たちが、いっぱいいますが、その誰もが大切な存在で、かけがえのない人たちで、まわりがいての自分、家族がいての自分、みんなとの繋がりがあるからこそ『幸せ』が味わえるんだと教えてくれたところが、とても良かったです。

本当の幸せとは、めぐりあった人たち人と共に、相手の幸せを心から喜べる時に体感できるものだと共感しましたし、自分たちだけは幸せは十分ではなく、本当の幸せは『まわりがあってこそ』だと身に沁みました。

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僕は……

パートナーと出逢って5年になりますが、すでに映画のシロさんとケンジさんのように、おかげさまで、安定した平和な毎日を過ごしています。

でも、いつも心のどこかで、強がっているところがあって「僕たち二人が幸であればいいよね」と言ってきたように思い出します。

この映画を観て、これまで強がってきた自分に気づいて、どこか投げやりになってきた、拗ねた自分を救いたいって思いましたし、素直な自分を、もう一度取り戻したいって思いました。

これまでは、ゲイだから、自分が変わり者だとか、普通じゃないとか、そんな風に思って生きてきましたが、そんな考え方こそ、自分を変わり者にして、普通ではない者にしてきたんだと反省しています。

男女のカップルと同様に、ゲイも同じように悩み、苦しみ、仕事や家族、親の問題を抱えて生きていますし、それは、ごく普通で、あたりまえのことで、決して特別ではなかったはずです。

それなのに、ただゲイというだけで、自分勝手に自分を縛り続けてきてしまいました。

きっと、これを読んでくれているあなたも、いろんなことを抱えて、いっぱい悩み、苦しみ、考えてきたのでしょうね。もしかすると今もね。

でも、こうして、この記事を読んでくれて、あなたと出逢えて、僕は嬉しいです。
ありがとうございます!

この映画を観て……

その内容を書いてしまうとネタバレになってしまうので、詳しくは書けませんが、この映画を観た直後から、僕は、どんな時も、自分の心に正直でありたいなって思うようになっています。

たとえ怖くても、たとえ裏切られても、相手に嫌われて、拒否されたとしても、そこで全てが終わりではないことを、改めて理解できましたし、どんな事実も、事実としてありのまま受け止めながら、自分や大切な人を大事にしていけばいいんだと思いました。

やっぱり、人を愛することは尊いこと

大切な人を大切にして、たとえ離れていても、どんな形であっても、相手を大切にしたいという想いを大切にして、自分と自分の大切な人たちが幸せであることを祈ることができたらいいですね。

今夜は、何食べよう?

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