見出し画像

占いは「魔法」じゃない!あなたは「ひとり」じゃない!

僕が占いを始めて、驚いたことがある。

それは、鑑定依頼の大半、8割以上が「恋愛相談」だったこと。

僕自身、恋愛経験が多いわけではないのに、ましてや、普通の恋愛をしているわけでもないのに、普通の占い師よりも「ゲイの僕」の方がニーズが高かったように思う。

中でも、浮気や不倫の相談をされる人たちには、特に人気があった。

きっと、僕が「普通の恋愛をしていない(同性愛)」から、どこか安心されていたのだろう。

もしかすると、仲間だと思われていたのかもしれないし、この人ならジャッジしないし、全てを受け入れてくれるって思ってくれたのかもしれない。

たったひとりでも、共感してくれたり、理解してくれる人がいれば、人は生きられるからね。

人は誰しも、人には知られたくない、言いたくない、隠したいものを抱えて生きていて、その重みに耐えられなくなった時に、不安や孤独が押し寄せてくる。

みんな心のどこかに「不安」や「孤独」を抱えて生きているから、不安を恐れて、孤独を避けようとして、焦って誰かを求めて、そして、余計に孤独になってしまう。

孤独を避けようとすればするほど、孤独に陥りやすく、ますます不安になってしまう。

本来であれば、占いよりもカウンセリングに行って、時間をかけて、自己と向き合い、孤独な自分を救う方がいいのかもしれないが、手っ取り早く「なんとか」できる占いは、都合がよく、お手軽なのかもしれない。

僕が20年以上、占いをやってきて思うことは…

占いは「当てる」よりも…
依頼者の心に寄り添って「よき理解者」であることが大切

相手の話をじっくり聴き、寄り添うことが大切なんだと、つくづく思う。

以前、お客様に「占いに求めることは、何ですか?」というアンケートをとったことがあるが、そこに書かれていたのは、占いの的中率ではなく…

「一歩前進する勇気がほしい」

という答えが多く、「理解者でいてほしい」「わかってほしい」も多かった。

この時、的中率よりも、傾聴やカウンセリングが大切だと思い知った。

それまで、的中率を求められていると思い込んでいたから、日々、夜中まで占いを研究して、的中率を上げることに必死だったが、この時、目が覚めた!

占いは「魔法」じゃない

僕ができることは、いまここにある不安を、一緒に認めて、一緒に受け入れて、共に孤独への恐怖を取り去り、そして、新しい未来を築くお手伝いをすること。

僕にはそれしかできないし、それがいいって思った。

大丈夫!
あなたは、ひとりじゃない!
あなたは、絶対、幸せになれる!

僕はそう信じているし、そう祈っている。

今日も、最後まで読んでくれて、ありがとうございます。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?