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職人

こんにちは、エレガントウッドの石井です。

今回は弊社の職人について書いてみます。

職人とは?

wikipediaによると、

職人(しょくにん、英語: craftsman、フランス語: artisan)とは、自ら身につけた熟練した技術によって、手作業で物を作り出すことを職業とする人のことである。日本では江戸時代の士農工商の「工」にあたるが、歴史的に彼らを尊ぶ伝統があり、大陸より帰化した陶芸工や鉄器鍛冶は士分として遇された。

彼らの持つ技術は職人芸(しょくにんげい)とも呼ばれる。

「職人」は主に工業として物を作る人間を指すことが多く、陶磁器などでも芸術作品として作る者は一般に「陶芸家」などと呼ばれる。また、転じて熟練した技術を持つスポーツ選手の通称あるいは異名としても使われている。

とのことでした。

弊社の職人も同様で、自ら身につけた熟練した技術によって、手作業で物を作り出すことを職業とする人になります。

手作業で物を作り出す

デザイナーや施工屋さんと打ち合わせ時によく口にしますが、「90%手作業です」と伝えるとだいたい驚かれます。凸凹のものにツキ板を貼る作業です。

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この凸凹したリブ材にツキ板を貼るのは機械でできず、手作業でなければ貼ることができません。

凹凸したリブ材にツキ板を貼る作業で一番難しいのは、角リブの入隅です。未熟な職人が貼ると入隅に綺麗に抑えることができずに浮きが発生してしまいます。

ベニヤの型での押さえ方やアイロンの掛け方で仕上がりが変わってきます。

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角リブではなく、三角形のような形状だと貼りやすいなどもあるので、一概にリブの練付は難しい!とはならないと職人は語ります。

CNCルーター

CNCルーターとは、「Computer Numerical Control(数値制御)」の略です。最長の3,000ミリ以上、ワイドは1,500ミリを切削できる機械になります。CADCAMで作られたデータを受け取り、プログラム通りに切削ができます。ミリ単位はもちろん、シビアな数字も正確に加工ができます。

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下記の写真は70ミリ角です。「折鶴」の漢字と鶴の羽のシャープさなど正確さが伝わると思います。

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CNCルーターを扱うのも職人技になります。

高さのセッティング、CADCAMのデータからCNCルーターに落とし込む作業やデザインによって回すスピードの違いを把握しなければなりません。

プログラミングも職人技

CNCルーターの機械はプログラム通りに加工はできるものの、そのためには人の手でプログラミングしなければなりません。職人です。

おそらくこれからの未来で、いくら技術やソフトウェアが発展してもプログラミングは人の手でおこなわないとできないと感じています。

単純に「データに刃物を落として、はい、終わり」とはならず、加工するデザインによって切削の方向や順番、スピード調整、刃物の使い方があります。CNCルーターでの加工の経験を積まなければわからないところが多々あります。

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梱包も職人

梱包も同様に職人技が必要な気がします。出来上がりに対して、「箱詰めして終わり」ではなく、製品に不備がないか、色やサイズはあっているのか、など色々と確認する必要があります。

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弊社のものづくりは上記以外も工程がありますが、全てにおいてすぐ覚えれる内容もあれば、熟知するまでに時間がかかるもののあります。

家具職人みたく鉋やノミを使ったことは行わないですが、弊社のものづくりらしい職人技がたくさんあります。

ものづくりに興味がある方、製作の現場に触れて見たい方が居られたらぜひ一度お尋ねください。


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