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田舎で孤独という怪物と戦う若者へ

いつもお世話になっております。

まちづくり法人の事務局をしながら、挑戦をシェアするコミュニティBAKAMONOの運営をしながら、普段はスーパーでレジをしている人です。

僕は今28歳ですが、新卒で入社した会社を4ヶ月でやめ、それからさらに2回仕事をやめています。

そう、わずか5年で3回も仕事をやめているんです。

仕事をやめようとするたびに

「また辞めるのー?」とか

「仕事するなら3年は続けないと〜」とか

「いい職場なのに、もったいない」とか

色んな人たちが色んなことをいってきます。しかも、いってくる人たちは、みんな善意で話しかけてくれるので、言われた方は余計辛いです。

こう言うのは地方特有のことなのかもなあ。東京なら仕事たくさんあるし、辞めてもすぐに次の仕事が見つかるだろうしね。

やめた理由はそれぞれ違います。

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1社目 都内某テレビ番組制作会社AD(在職4ヶ月) → ハードワークすぎて病み辞める

2社目 地元の市役所臨時職員(在職2年)→在職期間中3回市役所職員の試験を受けるも不採用、どうにもならん、このままじゃヤバイと思う→国家資格を取るための専門学校に通うため退職

3社目 取得した国家資格をいかして地元企業に就職する(在職1年)→人間関係と自分の実力のなさに悩み、またしても病み、退職。

現在 地元スーパーでレジ(パート)

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ってな感じ。

ぶっちゃけ転職サイトで溢れているこの時代に、仕事を辞めるなんてそんなに珍しいことじゃなくね?と個人的には思っています。

いろいろと言われて結構しんどかったですが、それでも「別に珍しいことでもないだろ・・・」と自分に言い聞かせることで、平常心は保てていました。

でも、そんなことがチリほどにも思えるくらい、キツくてしんどくて辛いことがありました。

それは

孤独

です。

「いや〜最近仕事辞めちゃってさ〜」

「まじか〜とりあえず退職祝いにちょっとそこの居酒屋でも飲みに行こうぜ」

とか

「会社の上司とさ。なんかうまく言えないんだけど、なんつーか・・・合わないんだよね」

「そんなん俺もだよ・・・上の世代の奴らなんて若者のことなんて考えられないんだよ」

とか

なんの他愛もない会話ですが、自分の悩みを同世代の誰かに聞いてもらうのは、それだけでめっちゃくちゃ心が救われるんです。

地方だとまずそれができない、できにくい。

かつていた同級生はみんな地元を離れているし、自宅と職場は基本的に車移動で人とすれ違うことも飲みに行くこともできないし、職場は年上の人ばかりで同世代の人なんてほとんどいないし。

同世代と辛さを共有できない。

死ぬほどしんどい。孤独だ。世界には自分一人しかいないみたい。

孤独という怪物は、常に自分にまとわりついている。

相手は孤独だ。自分一人の力だけで勝てるはずなんてない。

そんな僕みたいな気持ちを抱えた田舎に住む若者にエールを送りたいと思います。

いや、エールというより孤独に打ち勝つための戦術であり戦略です。自分の力で実践しなければ、この強大な悪魔には勝つことはできません。

その方法は「とにかく自分の想いを誰かに伝える(伝えまくる)こと」です。

家族でも、職場の人でも、SNSでも、自分の寂しさや辛さを想いのままぶちまけるんです。普段SNSを更新しない人でも、勇気を持って。話を飾らず、盛らず、気取らず。

とにかく伝えまくれば、きっと誰かの心にその辛さが届くはずです。

そして、自分の気持ちを受け取ってくれた人がいたなら、少し前進です。孤独という怪物もちょっと怯みます。伝えるのは勇気がいるけど、伝えなきゃあなたはずっと、勝てるはずのない戦いを強いられます。

すごいシンプルな方法だけどすごい勇気のいることで、唯一孤独に勝つ方法です。

田舎で孤独という怪物と戦う若者たちへ。

僕もたまに孤独と戦っています。

しんどいなら、叫ぼう。きっと誰かに届くはずだ。



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