その文章、誰にも読まれていませんよ。
記憶に残る言葉のコツをお伝えします。
Twitterのツイート、Facebookの投稿、お店のPOP、道ばたの看板、SNSの広告、僕たちの生活は言葉であふれています。
言葉であふれているがゆえに、ほとんどの言葉は読まれず、誰の記憶にも残らず、「いい言葉だな」と思っても、その数秒後にはまた別の言葉で上書きされ、忘れさられます。
さらに最悪なことに、伝えよう伝えようとするほど、押し付けがましい言葉になりがちです。
「これめっちゃいいから!買わなきゃ損だって!」
「なんで使わないの!?考えられない!」
こんなん不快でしかないですよね。
「うっせえ、もう話しかけんなや」
と思われ、伝えたい相手はもう聞く耳を持ってくれません。
でも
ごく稀に「ハッ!」と気付かされ心の奥底まで刻みこまれる言葉と出会うことがあります。それはまるで、僕のことを知り尽くし、僕のためだけに作ったんじゃないか!?というような気持ちさえ覚えます。
「うるせえ、話しかけんなや」と「ハッ!!」
この二つの気持ちは北風と太陽に似ています。
旅人のコートを脱がせようとするとき
北風は強引に吹き飛ばそうとしますが、旅人は寒さのあまり余計にコートを着込んで脱ぐ様子は微塵もありません。
一方、太陽は暖かさで旅人をつつみこみます。
すると旅人は暑くなり、自らコートを脱ぎ始めます。
誰かに何かを伝えようとするとき、自分の気持ちを押し付ける(北風)のではなく、相手が今どういう気持ちなのか?【なにを必要としているか?どういう状態か?本人は気づいてないけど、これが必要かも?】など相手の気持ちを考える(太陽)ことが伝えるコツです。
今からこれを覚えるだけで、今よりぐんと文章が読まれるという魔法のような一言をお伝えします。これは色々なコピーライティングや心理テクニックの本を読んできた僕が辿り着いた至高の一言まとめです。
読まれる文章にするための一言まとめ、それは
ラブレターを書くように書く
です。スルーされやすい文章というのは、万人受けするような当たり障りの内容な文章に多いです。【誰でも】というのは【誰にも】刺さらないという最悪な結果を招きます。
例えば・・・POP【子どもも大人も喜ぶ美味しいチョコ!】
SNS【地域の未来を考えるイベントを告知します!】
全然魅力的に感じません。
スルーされにくい文章というのは、この【誰でも】の逆、つまり【世界にたった一人のあなた】=ラブレターのように書くことで魅力がアップします。例えば・・・POP【初恋をしたあなたのためのチョコ!】
SNS【30代会社員、忙しい中でも地域貢献したい人のためのイベントを紹介します!】
今回はざっくりとその違いを紹介しましたが、
なんとな〜く言葉のヒキが違いますよね。
他にも色々なテクニックはありますが、結局は伝えたい誰かを思って文章を書くことが、読まれる文章の初歩です。
世界にたった一人のあなた、に向けて文章を綴るのは中々難しいです。
僕も中々かけません。このnoteを読んでちょっとでも、あなたが普段使う言葉作りに役立てていただけたら嬉しいです。
いい言葉は太陽だ。
その人の心を明るく照らしてくれる。
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