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2019年1月24日 今朝の一枚

東京マラソンのエリート選手のエントリーリストが発表になり、この時期、ロンドン・マラソンに数多くの有力選手がエントリーするなか、リストのトップにケネニサ・ベケレ選手の名前が!昨年、ロンドン・マラソンを走りにいきまして、レース前日、近所の公園でジョグをしていたら目の前にベケレが現れまして、ちょうど太陽がのぼりはじめたばかりで後光がさしているようにみえまして。走り去っていくベケレを拝んでしまいました(笑)

エントリーリストだけでなく、東京マラソン早野忠昭レースディレクターが書いたシナリオを読み込んでいくと、彼の思い描くアングルやストーリーがいろいろ深読みできます。レースディレクターの仕事というのは「ストーリー作り」でもあるのです。そのあたりは、Track Town SHIBUYAに早野さんが登場した回があるので、こちらもぜひ、お聞きください。

東京マラソン早野ディレクターが書いてる通り、国内選手はMGCと日本記録へのチャレンジ。海外選手は東京オリンピックを見据えたエントリーと、今回の東京マラソンは見どころ満載ですが、早野ディレクターはこうも書いてます。「どうしても期待してしまうのは村山謙太(旭化成)の走りです。」と。昨年の東京マラソン、最短距離を風よけになり、レース中にバイクにのって選手に併走する早野さんに自ら進言し、予定距離を大幅に延長し、日本記録更新の大きなアシストとなる走りをみせた村山紘太がペースメーカー。どうしても「紘太が謙太をひっぱるシーン」を期待してしまうのです。ペースメーカーは決められたペースでひっぱることが仕事であることは十分理解してますが、この時期にわざわざケニア・エルドレットでトレーニングをはじめた村山紘太が完璧に仕上げて兄村山謙太をひっぱる姿に注目したいと思うのです。このあたりについては近いうちに早野さんにも直接聞いてみることにします。

毎年、EKIDEN Newsでは東京マラソン36km地点あたりにスピーカーをもちだして選手コールを行うのがならわしとなっているのですが、ここまでいろんなストーリーがからみあってくるとなると、ゴールも見てみたいしなあ。と、今年はどうしようか思案中です。

さて、今朝の一枚は95回箱根駅伝大手町でゴール直後の東海大学郡司選手。ほとんどの選手がゴールラインで力が尽きるのですが、郡司選手はゴールラインをすぎてから、さらにスピードアップをしたのです。ゴール直後にここまで脚が蹴り上がっている選手はいません(笑)そこで気になって写真をいろいろ見返してみたんですが、東海大学はどの選手も強いキックが特徴です。5区を走った西田選手も、ゴール直前でもビヨーンとバネをきかせて走ってます。

もしかすると「腰高+強いキック」が東海大の新しい型なんじゃないかなーと。そのようなことを思ったのでありました。
それでは今日もよい一日を。

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