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# 207 日本のサラリーマンの年収推移について

今回は、こちらの記事を紹介します。
日本人の平均給与…1953年~2020年の「給料・手当」「賞与」「給与(年収)」の推移を踏まえて、解説しています。

早見表はこちらです。全体、男性のみ、女性のみのデータが見れます。

1960年から給与+賞与の20年ごとに伸び率を計算していくと、

1960年:300.1
1980年:2948
伸び率:9.82倍

1980年:2948
2000年:4610
伸び率:1.56倍

2000年:4610
2020年:4331
伸び率:0.93倍(つまり、マイナス)

2000年前後から赤文字(つまり、昨年比マイナス)が目立ちますね。

ちなみに「失われた20年」から、最近は「失われた30年」だと言われることを耳にしますが、データを見れば、その通りと言えますね。

1990年:4252
2020年:4331
伸び率:1.01倍(つまり、横ばい)

過去の記事で、世界平均年収ランキングから色々考察しましたが、日本単体で状況を確認することで、悲しいですが、なぜそこまでランキングが低いか納得できます。

なお、記事の中で、初回保証料などの税金は上がる一方ですので、実質賃金はマイナスであることを指摘しており、この述べています。

簡易的な計算ではありますが、年収は500万円と同じでも、手取り額は20万~30万円ほど手取りは減っていることになります。思わず目を疑う事実ですが、少子高齢化で社会負担が大きくなる一方の現状、仕方がないことといえるでしょう。 今後も手取り額の減少は必至。この現状を嘆くか、それとも負担率上昇以上に給与アップを目指すか。選択肢は2つだけです。

最後の一文が良いですね。個人レベルで考えれば、対策はとれます。嘆くばかりでは現状は変わりません。

円安の今であれば、海外で働くのも1つの対応策になりますし、

海外にいきなり行くのはハードルが高い場合、日本で英語を学ぶことで市場価値を高められますし、

転職をすることで、年収UPを目指せます。

色々と暗いニュースが多く、ネガティブな考え方になりがちかと思いますが、この記事が皆さんの考え方を少しでもいい方向に変えるきっかけになれば幸いです。それでは、Bonne Chance!