時の流れに身をまかせ。

暑いですねえ。とにかく暑いです。
みなさんいかがお過ごしですか。

気づけば7月ですね。
時の流れに身をまかせていたら、
2022年も半分がおわってしまいました。

嵐のごとく過ぎさっていった上半期。
制作した作品や想いについて、
いまいちどふりかえってみようとおもいます。
どうぞゆるりとお読みくださいね。

noterさんとの素敵なご縁

🎨 さわきゆりさん

さわきゆりさんの『パラダイス』という短編作品集の装画を描かせていただきました。

自分が小説の装画を描かせていただける日がくるなんて。ほんとうに夢にもおもっていませんでした。（夢ならばぜったいに覚めないでほしいです。）無名の絵描きを信じて任せてくださったさわきゆりさんに、こころから感謝です。

人が生きるということはこんなにも痛いのに、その姿はなんて美しいんだろう――。この本を読みながら、なんどもおもいました。

ほんとうに素晴らしい作品なので、まだ読まれていない方は、ぜひ読んでいただきたいです。きっと希望の光を感じていただけるとおもいます。

本の詳細につきましては、さわきゆりさんのnoteをご覧くださいね。

🎨 NekoYukoさん

『秘密の森のフクロウ王子』という曲のイメージイラストを描かせていただきました。音楽からイメージをふくらませ、絵に起こしていく作業は、なんとも神聖でうつくしい経験でした。

フクロウのやさしい声と、小川のせせらぎの音。秘密の森の音楽に身をゆだねるだけで、こころがサラサラと洗われてゆくのを感じます。ぜひいちどお聴きくださいね。

🎨 西野圭果さん

『雲の上のピクニック』という童話のイラストを描かせていただきました。いちど読んだだけで、お話の世界観が頭の中にモクモクとわきあがり、ぜひこの絵を描きたい！とおもいました。

ちいさなナナと、ねこのマリモの、愛らしくちょっぴり切ない物語。わたしはこのお話を読むたび、胸がつまって泣きそうになります。たいせつなことを思いださせてくれるほんとうに素敵な作品です。

言葉のない絵本
　

上半期、なんとか絵本を一作品お届けすることができました。読んでくださったみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。

かけられた声に耳をふさぎたくなったり、さしのべられた手にも応えられず、何もかもから逃げ出したくなる――。わたしはそんな夢をよく見ます。

先の見えないどん底の日々を過ごしていても、ふとした時に視界がパァっとひらけることがあります。ながい悪夢から目を覚ましてくれるのは、一杯のコーヒーかもしれないし、うつくしい朝日かもしれないし、そばにいてくれる誰かのぬくもりかもしれません。生きていれば、そんな瞬間に出会えることがきっとあります。

あなたのこころの中には、どんな物語が浮かんだでしょうか。

想いをこめた一枚絵
　

一枚絵の更新はすこし少なめでしたが、どの作品にも想いをたっぷりとこめて描きました。スキやコメントをくださったみなさま、ほんとうにありがとうございます。

印象にのこっているのは『Sun』という作品。ご存知の方も多いかとおもいますが、わたしは激弱メンタルの持ち主です。すぐに自分を見失いそうになります。

そんなときには、自分のこころの中の太陽に目を向けてみます。胸にそっと手をあて、太陽のあたたかさを感じます。そうすると、自分にとってほんとうにたいせつなことを再確認できる気がするんです。

みなさんのこころの太陽はどんな風にかがやいていますか。もし、暗い雲がたちこめて太陽がかくれてしまっている日があったなら、この絵のことをチラリと思い出してくださるとうれしいです。

はじめての動画作品
　

『夜の針』という過去に描いた絵本をもとに、はじめて動画作品にチャレンジしました。

わたしは音楽がだいすきです。音楽なしでは生きていけない NO MUSIC NO LIFE 人間です。ただし聴く専門で、音楽の知識はほとんどありません。けれど、どうしても自分で曲を作ってみたかったのです。

案の定、音楽も動画も大苦戦。ヒーヒー言いながら涙目でつくりました。なにごともやってみなければ、わからないものですね。

しっとりとした静かな雰囲気の動画ですが、その実情はあつい想いが詰まった汗と涙の結晶作品です。笑。
視聴してくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

わたしにとって絵は「本音」の自分でいられる場所です。

いつまでたっても、迷えるおちこぼれの絵描きですが、これからもあたたかく見守っていただけるとうれしいです。みなさまとのつながりが、大きな原動力になっています。

とにかく猛暑がつづいていますので、お体にはお気をつけくださいね。
2022年下半期も、引き続きどうぞよろしくお願いします！

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