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■ 其の98■ 朝日新聞の販売部数を増やす妄想アイデア

🔣昨日、朝日新聞元記者で今はフリーランス記者さんと、朝日新聞現記者さんのトークイベントに行ってきました。お二人はともに20年ほどのキャリアがあるとのこと。プロの新聞記者の人間力に触れ、刺激を受け、世界が広がった気がします。 思えば、わたしが初めてお金を稼いだのは小6~中1の二年間朝日新聞を配達したアルバイトでした。今だと、児童ナントカカントカで許可が出ないかもしれません。

🔣ネット、そしてスマホの普及などで新聞離れが止まらないという話を聞きますが、アナログ派のわたしは、新聞に生き残ってほしいと思っています。

そこで妄想しました。

まず頭をかすめた「希望」は、東広島市にある高校の話です。
県立広島高校は県内屈指の進学校ですが、そこは各教室ごとに5紙くらいが置いてあり、生徒が自由に読めるというのです。たしかに複数の新聞を読める環境にいれば、学力に好影響を与えますよね。
でもお金は?と思ったので計算すると、
4000円×5紙×6クラス×3学年×12カ月=432万円!
一日に何十部も買うと割引はあるのかもしれません。それにしても数百万の出費です。しかもここは「県立」高校です。優秀な人材を育てるための惜しみない投資でしょうか。 
他の高校はどうなのでしょう‥。進学校と呼ばれる所が、どこもこんな投資をしているとは思えません。だとしたら、新聞業界の未来まで見据えた販売チャンスがある気がします。

🔣そうこう考えているうちに思い浮かんだのは、「新聞の窓口」です。
最近色々と聞く「〇〇の窓口」の新聞版です。
この新聞の窓口では、複数の新聞を同時に配達してくれます。

設定は、まず3紙で10000円のベーシックとします。
広島市における新聞販売シェアを調べてみると
 中国新聞 71.4% ・・・地元紙で圧倒的シェアを誇る
 朝日新聞 11.4%
 日経新聞  7.9%
 読売新聞  7.3%
 産経新聞  1.0%
 毎日新聞  0.9%
3紙の組み合わせとして中国新聞はマストなので、あとの2紙の組み合わせを考えて、
  Aコース    中国 朝日 日経
  Yコース    中国 読売 日経
 AYコース  中国 朝日 読売

さらに6紙全部の18000円のSコースもあります。
スタンダードまたはスペシャルのです。
ちなみに折り込みチラシは無しです。

🔣想定される販売先は、飲食店や事業所など、そして学校です。
また現在2紙(例えば中国と朝日)を8000円払って買っている人が、
じゃあ、あと2000円プラスして、AコースやAYコースを頼もうという事もあるでしょう。
高校などが頼むのは、Sコースを18クラス分という感じでしょう。
クラスで18000円は高いと感じるかもしれません。でも私立高校なら授業料1人分の半分です。私立学校の1クラス0.5人は、生徒数でいえば誤差程度です。教育効果を考えたら、十分ペイする出費だと思います。

🔣もちろん問題も想定されます。これまで中国新聞に配達してもらっていた読者を、「新聞の窓口」に奪われることへの反発です。
それに対しては、「新聞の窓口」の売上の一部を、エリア内の中国新聞販売店へ支払うということにします。そうすれば販売店は配達もせず、コストも掛からずに収入を得られます。今後新聞配達員の確保だって厳しくなるでしょうから、自動的に入ってくる収入はありがたいのではないでしょうか。

先の厳しい新聞業界です。シェアを奪い合うのではなく、共存共栄する道になるかもしれません。


🔣ところで、値上げして読者離れが心配される朝日新聞ですが、
わたし一押しの「一冊の本」を無料で付ければいいと思うのですがどうでしょう。朝日の読者にとっては、結構魅力的な「付加価値」になると思います。「一冊の本」が欲しいので、まあ続けて取ろうという人もいると思います。




 


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