読書 - IRの成功戦略
会社の見せ方ってとても重要、ということで数字面から会社をどう見せていけばいいのかという観点でたどり着いたのがIR (investor relations) である。今回は、メモるべき言葉の羅列となってしまいますが、投稿してみました。IRのマインドセット的な感じですかね。ただ、この本はIR新任者は目を通した方が良いといわれるくらいの良書のようなのでIR部門に配属になった方は是非手に取ってみるといいかも知れないですね。ベンチャー企業でもエクイティファイナンスで自社をどう見せるかと上場企業のIRとは本質的に同じことなのでベンチャーお勤めの方でもタメになる一冊だと思います。
1. IRとは
個人的な間柄でもお金が絡む場合はリスクを含めて状況を説明し、相手の疑問に誠実に答える必要がある
君が社長なら自社のことをどのように投資家に説明するかを考える。嘘、誇張、門戸を閉ざすような姿勢はNG
IRの目的の1つは株価を自社が思う適正水準に近づけることでもある
→つまり、資金の出し手である投資家への説明義務を適切に果たし、適切に会社を評価してもらうための業務
2. IR情報の利用価値
IRの基本は、投資判断に必要な情報提供であるが、IR資料を幹部や従業員の行動目標に活用したり製品サービスの向上に反映したりすることが理想
3. IR向上のための効果測定
1. 多くの人に関心持たれてるか(アナリストレポートの数、株主数、出来高)
2. 状況の理解が進んでるか(アナリストレポートの内容、利益予測のぶれ)
3. 株を持ってもらいたい投資家が増えてるか(株主構成、株主判明調査)
4. 株主、投資家の意見を反映した経営をしているか(定量的なものなし、経営に投資家の意見採用、企業と投資家と株主のスムーズなコミュニケーションによる評価の向上)
5. 良いリレーションを投資家などと築けてるか(投資家が経営戦略等を理解しステークホルダーに目が向いてるか)
4. IR資料の勉強材料
IR優良企業賞 日本IR協会
リサーチアナリストによるディスクロージャー優良企業 日本証券アナリスト協会
企業行動表彰、企業価値向上表彰 東証
最後までお読みいただきありがとうございます!!
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