寝る前の儀式

最近寝かしつけで必ずやることがある。


『おつきさまこんばんは』のお話をすることだ。

絵本は見ない。

薄暗くつけた電気をおつきさまに見立ててお話をする。

娘も絵本と内容がリンクしていることがわかっている。（気がする）

お布団に入り、私が話し始める。

『よるになったよ　おそらがくらいくらい』

すると娘が電気を指さして、

あっ！（小声）

と言う。

続けて私が

『おつきさまだ』

と言うと、満足そうにおつきさまを見ながら話を聞く。

くもさんが、おつきさまを隠してしまうところでは

本当に困った顔をしているし、

くもさんが去っておつきさまが出てくると

本当にほっとしたような、『あーよかった』の顔をしているのだ。

そしてラストの『おつきさま　こんばんは』『こんばんは』では、

ぺこっとわざわざ腹筋を使って上半身を軽く起こして挨拶をしている。

これで１ターン。

娘はもう一回話を聞きたいので、またおつきさまを見つけるのだ。

あっ！（小声）

『おつきさまだ』

こうして２ターン目が始まり、だいたい５ターンくらいやるのだが

こちらとしては早く寝てもらいたいのと飽きているのとで、

３ターン目くらいからくもさんは端折られていく。

くもさんごめん。笑

あと時によって楽しくなってきてしまうこともあるので、

そういう時は早めにおつきさまにおやすみなさいを言って切り上げている。

今日も４ターンくらいやった。

多分明日もやるだろう。

このやりとりがたまらなく愛おしいので私も楽しみな儀式だ。

よし、寝たぞー！自由だぁぁあ！！（矛盾）

読んでいただき、ありがとうございました！