おいしかった?
ご飯の時間。
娘もだいぶ自分で食べるのが上手にはなってきたが、まだ汁物など目が離せない。
私はいただきますをしてから、かき込むようにご飯を食べている。
娘はそんな様子を見ながら、空になった私の器を覗き込んで、こう言う。
おいしかった?
それまで必死で食べていた私は、ハッ!とする。
うん、おいしかったよー!
と答えつつ、そういえば味わって食べてなかったなぁと気づく。
娘は私のおいしかったよーが聞けると満足そうに
ヨカッタネ!
と笑い、また自分のご飯を食べ始める。
よーく見てるんだなぁーと娘の食べっぷりを見ながら思う。
おいしかった?は娘が食べ終わった時にいつも私が聞いていた。
うん!と娘が言ってくれるとすごく嬉しいのだ。
娘はどんな時においしかった?と聞かれているかちゃんと理解しているし、おいしかった?の後のやりとりの満足感も伝わっているんだろうなと思った。
だからこそ、もう少しゆっくり味わいながら食べたかったなぁと感じた。
ただお皿を空っぽにして食べることだけじゃなくて、本当に美味しさを感じておいしかった!を伝えたい。
早食い気をつけよう〜と思わされた出来事でした。
読んでいただきありがとうございました!
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