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第29回 物は物、人は人?

著者 徳田孝一郎
イラストレーター 大橋啓子

【前書き】

 今回、投稿するエッセイは2014年5月22日に水戸市の「文化問屋みかど商会」にてファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。COVID-19終息後に海外の方との交流が増えた時に備えて読んでいただければ幸いです(著者)。

拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。

2008年に株式会社メディア・ポートより上梓され、その後同社の解散により入手不可能になり、みなさんにはご迷惑をおかけしておりましたが、kindle という形で復活させることが出来ました。
これを機にぜひお手に取ってみてください。

【受講生募集のお知らせ】

徳田孝一郎の主宰する英会話・英語スクール「英語・直観力」では、確実に英語力・英会話力を向上させたい受講生を募集しております。
中学生から社会人まで、受験英語・TOEIC・英会話、すべての英語のお悩みに対応可能です(レッスンはSkype・zoonなどで行いますので、安全です)。ご興味がございましたら、eisoco@eigoryoku-appu.comからお問い合わせください。

指導実績

<英会話>
在日アメリカ大使館やメリルリンチ日本証券株式会社、パナソニック エクセルスタッフ株式会社をはじめとする企業における口頭英語力の審査基準となっているVERSANT テストにおいて、1500名の指導をし、その85%の受講生をスコアを伸長させています。

スコアアップ目安
片言(VERSANTスコア30前後)から意志疎通ができるレベル(VERSANTスコア40前後)、また、意志疎通ができるレベルから交渉ができるレベル(VERSANTスコア50前後)までに引き上げ。

主な受講生の職種は、
大手広告代理店(海外営業)、
外資系製薬会社・薬学博士、
大手電機メーカーのプロダクトマネージャー、
大学病院・勤務医、
素材メーカーの海外営業、
外資企業・顧問弁護士、
遺伝子工学・大学院生、
通信系システムインテグレーター・エンジニア、
大手外資銀行・為替ディーラー、
などの業務で忙しい方々の英会話力を、短期間で目標のレベルまで引き上げ。

【本文】

 わたしはあまりモノにこだわるほうではなくて、結婚する前は学生時代から使っていた5,000円ぐらいのパイプベッドに、業務用のスチールの本棚、あとは机にテレビといったものぐらいが家財道具でした。どれもブランドにはこだわりがなくて、テレビは映ればいいという事で秋葉原の問屋さんで買った新古品でしたし、机も西友で買った安物。いたってさっぱりした部屋に住んでいました。
 だいたいにおいて、この部屋に入った人は、
「生活感がない」
 と呆れる、さっぱりというよりも殺風景な人間味のない部屋です。今思い出しましたが、そういえばカーテンもなかった。
 そんなわけで、モノにはこだわらないタイプだと自分では思っていたのですが、前の会社でNative English Speakerにあることを言われて、なるほどなぁと思ったことがあります。

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