早稲田大学の附属校・系属校は何校あるの?
早稲田摂陵高等学校から校名変更のリリース
2024年3月14日、大阪府茨木市にある早稲田摂陵高等学校が
2025年4月から校名を 「早稲田大阪高等学校」へ変更するというリリースがありました。
「大阪のWASEDA」へ
「大阪のWASEDA」という言葉が印象的です。
早稲田大学推薦枠74名
また校名変更だけではなく、早稲田大学推薦枠74名という関西最大の推薦枠数。
早稲田大学全体の入学定員が変わらないとすると、一般での入学がより難しくなるということでもある。
早稲田大学の附属校・系属校は何校あるの?
現在附属校2校、系属校5校となっている。
附属校・系列校とは?
附属校
経営母体は同一法人(早稲田大学)
卒業生は原則として全員本学へ進学する
附属校の意義
附属校は、早稲田大学建学の精神と伝統に基づき、中学校における基礎教育の上に高等普通教育を施し、一般的教養を高め、健全な批判力を養い、有為な人材を養成するとともに、更に進んで深く専門の学問を研究するに必要な資質を育成することを目的としています。
早稲田大学の建学の精神と伝統に基づいた教育が可能
大学と社会で活躍するために必要な基礎教育を十分に行うことが可能
個人の関心や特性に合った専門の学問を研究し、深めることが可能
早稲田大学高等学院(東京都練馬区:男子校)
1920年設立
推薦枠100%
1学年定員:480名
早稲田大学本庄高等学院(埼玉県本庄市:男女共学)
1982年設立
推薦枠100%
1学年定員:320名
系属校
経営母体は別法人となるが、学校名称には 「早稲田」の名を冠する
理事、事務局長等を早稲田大学より派遣
早稲田大学への推薦枠数は学校ごとに異なる
系属校の展開
早稲田大学では、多種多様な経験や能力を持った人材を受け入れ、相互に切磋琢磨できるようにするため、様々な入学形態を模索してきました。特に系属校のあり方を検討する中で、新たな取り組みとして、地域・歴史・伝統を考慮し、早稲田大学の教育に共鳴し教育の質を高めるための中高大連携が可能な中等教育機関との提携関係を強化し、優秀な学生の確保につなげたいと考え5校の系属校を展開しています。
早稲田大学の教育理念に早い時期から触れることで、早稲田らしい人材育成の理想像に近づくことができる
地方に(男女共学の)系属校を設けることにより、入学者が首都圏に集中する近年の傾向を緩和し、全国から学生が集う早稲田大学の伝統に叶うことになる、また女子学生増にもつながる
多種多様な背景と能力(ダイバーシティ)を持った学生が早稲田大学に集まるようになる
早稲田実業学校高等部(東京都国分寺市:男女共学)
1901年設立(1963年より系属校)
推薦枠約100%
1学年定員:405名
早稲田中学・高等学校(東京都新宿区:男子校)
1895年設立(1979年より系属校)
推薦枠約50 %
1学年定員:300名
早稲田渋谷シンガポール校(シンガポール:男女共学)
1991年設立(2002年より系属校)
推薦枠約80%
1学年定員:100名
早稲田摂陵中学校・高等学校(大阪府茨木市:男女共学)
1962年設立(2009年より系属校)
推薦枠約10%
1学年定員:245名
早稲田佐賀中学校・高等学校(佐賀県唐津市:男女共学)
2010年設立(新設)
推薦枠約50%
1学年定員:240名
早稲田大学の入学定員数のうち附属校・系属校の割合はどの程度か?
早稲田大学高等学院:480名
早稲田大学本庄高等学院:320名
早稲田実業学校高等部:405名
早稲田中学・高等学校:150名(300名の50%)
早稲田渋谷シンガポール校:80名(100名の80%)
早稲田摂陵中学校・高等学校:25名(245名の10%)
早稲田佐賀中学校・高等学校:120名(240名の50%)
2024年3月現在、早稲田大学の附属校・系属校には計1,580名の推薦枠。
早稲田大学の入学定員数が8,940名なので、17.7%。
それが、早稲田摂陵中学校・高等学校:74名(245名の30%)となり、
附属校・系属校には計1,629名の推薦枠。
結果、早稲田大学の入学定員数が8,940名に対して、18.2%に上昇。
都内の大学を中心に、系属校化の動きが進んでいる。
近い将来大学入試を受けることすら、珍しい時代になるのかもしれない。
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