見出し画像

ネイティブ式!?最強の英単語暗記法

こんにちは。穎才学院講師のMです。

英語と聞くやいなや、嫌な顔をする学生はたくさんいますよね。英文法に英語長文、英単語。これらを聞いただけでも顔が真っ青になってしまう人もいるほどです…

しかし、なぜそこまで嫌われているのでしょうか?

私自身の予想だと、恐らく、英語がなにからなにまで日本語と全く違うからなのだと思います。そもそも使っている文字が違うのですから、すぐには出来るようになりませんよね。日本語の「あいうえお」とは全くう、’’ABC’’を組み合わせた英単語。

今回はこれを簡単に、しかも楽しく覚えられる方法を紹介したいと思います。

1.’’暗記’’というよりも’’理解’’

画像4


意味のないことを丸暗記することほどつまらないことはありません

U D T Q P H S O N D

例えば、急に「このアルファベットの並びを’’暗記’’出来ているかチェックするために、この記事の最後にチェックします。」といわれても、絶対にできませんよね。
しかし、この中に何か法則性や意味を見出すことができれば、暗記が楽になると思いませんか?

実はこれらのアルファベットは、1~10を表す英語の接頭語の頭文字を、1を表すものから順に並べたものなのです。uni, duo, tri, quatro, penta, hexa, sept, octo, nov, dec. こんな感じです。

こんなの知らないよ、と思うかもしれませんが、皆さん意外とこれらの語源に出会っているものなんですよ。例えば8をあらわすOcto、どこかで見覚えがありませんか…?

画像3

 
この生物、タコは英語で Octopus ですよね。タコと8…何かピンとくることはありませんか…??

そうです!!足です!!

タコは8本足ですよね。そろそろ Octopus の pus の部分が何か、うっすら分かってきたのではないでしょうか…

もう一つ同じ語源の例を出してみましょう。手の爪に塗る manicure(マニキュア)に対して足の爪に塗る pedicure(ペディキュア)。そうです、 ped や pus は足という意味を持っているのです。そう考えてみるとタコの英語名は何とも単純に見えませんか? Octo+pus で「8本足」ですよ笑笑

語源は日本人の感覚で言うと漢字のへんとつくりです。お寿司屋さんで、湯のみに難しい漢字がたくさん書いてあるのを見たことがあると思います。

「鮪」に「鯖」、「鯵」に「鯨」、いろんな漢字を見たことがあると思います。その中に「鰌」と書かれていたとして、多くの人はこれを何と読むか分からないでしょう。私も分からないです。ただ、魚へんを見れば「これは魚介類のはずだ!」とぼんやりと分かりますよね。英語源はその感覚に近いです。(ちなみに「鰌」は「どじょう」と読むらしいですよ)

2. 語源を使ってみよう

画像2

一つ前の章で、少し語源に興味を持っていただけたのではないでしょうか。
この章でももう少し語源の勉強をしてみましょう。

お次は export と import です。これらは片方が「輸入」でもう片方が「輸出」です。どっちがどっちでしょう??

この時点で分かったらとてもすごいのですが、なかなか分かる人はいませんよね。では、一緒に考えてみましょう。まず、この2つの英単語は port が共通しています。だから、「入」と「出」の違いを生み出しているのは ex と im であることが予想できますね。では、これらの文字に見覚えはありませんか? ex は exit「出口」 という単語にも入ってますね。im は少し見た目が違いますが in に似ていませんか? mとnは英語においては発音の都合で入れ替えられたりします。なので、ここでの im は皆さんがよく見る in と同じ意味を持っているのです。このことから、export が「輸出」でimport が「輸入」であると予想できますね!

では「in」と「ex」について、もう一つ考えてみましょう。
immigrant と emigrant、どちらも「移民」と訳しますが、実際にはそれぞれ異なる状況で使われる言葉です。どこがどう違うのか考えてみましょう。

どうですか?少し難しいですかね…


では、一緒に考えてみましょう。
im が「入」 ex が「出」であることに注目して考えてみると、immigrantの方が他国から自国に「入」ってくる移民のことを指し、emigrantの方は自国から他国に「出」ていく移民のことを指します。
正解できましたか?見事正解できたのであれば、 in と ex については英語ネイティブの感覚をマスターしたも同然です!!

こんな感じで、すこーし語源を勉強するだけでも楽しく英単語を覚える、いや、理解することができるのです。

3. 語源を意識すると勉強が楽しくなる!!

画像1

1章、2章と恐らく皆さんがいままで意識することがなかったであろう「英語源」に触れてみましたが、どうだったしょうか。いままでヒーヒー言いながら暗記していた英語が、一気におもしろくなったような気がしませんか?!
では、語源を意識して英単語の勉強をもっとおもしろく、楽しいものにするにはどうすればいいのでしょうか。

一番大事なのは「コツコツと」すこしずつ学んでいくこと。

この記事を読んですぐに「へー語源って面白い!!じゃあ一気に100個ぐらい覚えちゃお!」なんて考えてはいけません。英語源を学ぶことの目標は、英語ネイティブがどのようなイメージを単語に対して持っているのかを知ることです。それを行うのに一番効率的な方法は、語源に出会うたびに「あっ!!これは見たことある!!」と気づけるようになることです。

“in”と“im”は形は違えど同じ語源だ、ということを前章で書きましたが、こんな感じの変形は英語では頻繁に起きます。それに気が付けるくらいに語源に対するセンサーを研ぎ澄ますのは、一朝一夕ではできません。だからこそ、単語帳をペラペラめくりながら、知っている語源に出会ったときは「あ!!これは知ってる!!」と考えるようにすること、知らない語源に出会ったときには、ネットや辞書を使って、「コツコツと」調べてみるようにすることが一番大切なのです。そうすれば、気づいた時には英語ネイティブと同じ感覚が身に付いていることでしょう。

もし、今回の記事で英語に対してほんのちょっとでも興味を持っていただけたのであれば幸いです。

穎才学院には、この記事で学んだようなやり方で、勉強を「おもしろく」することができる講師がたくさんいます。「ちょっとおもしろそう…」、「もっと語源について知りたいな」と思ってくださった方は、ぜひ一度入塾を検討してみませんか?


穎才学院の公式HPはこちら
入塾希望者は随時受付中です。私たちと一緒に勉強してみませんか??
無料体験授業の申し込みはこちらで受け付けています。お気軽にお申し込みください!

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?