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『英文解釈の技術』シリーズを全大学受験生に勧めたいワケ

こんにちは!穎才学院講師のNです。早いもので、エイサイの講師になって今年で4年目。はじめはひよっこだった僕も、ようやく受験指導のノウハウがいろいろと身に付いてきたのではないかなと我ながら感じているところです。

僕はこの3年の間に何人もの大学受験生を担当しました。そのなかで、どの塾生にもオススメしてきた参考書があります。それがこちら!

桐原書店の『英文解釈の技術』シリーズです。

書店に行けば英語の参考書コーナーに必ず置いてありますね。手に取ってみたことがある方も多いのではないでしょうか?

この参考書はイマイチどういう使い方をしたら良いのかわかりづらい、と言われることが少なくありません。確かに、長文や英文法の問題集と違って実践的な問題演習をするためのものではないので、手を出しづらいようにも感じます

しかし、使いこなせば非常に高い学習効果を期待できるのがこの参考書。国公立大学を目指している人も、私立大学を目指している人も、とりあえずこの参考書に取り組んでみていただきたいのです。

この記事では、

・『英文解釈の技術』シリーズとはどういう参考書なのか
・なぜこの参考書を使うべきなのか
・どのようにして使うべきなのか

を、じっくりお話しします!


1.『英文解釈の技術』ってどんな参考書なの?

その名の通り、英文解釈の技術を学ぶための参考書です。

そもそも英文解釈とは何でしょうか?
英文解釈とは、「英文を文法的機能によって分析し、その分析に基づいて日本語訳を作ること」です。簡単に言えば、「めちゃ丁寧な英文和訳」ですね。

この参考書『英文解釈の技術』シリーズでは、実際に入試で出題された英語長文から抜き出した英文について、見開き1ページを使ってその分析の仕方と訳し方が解説されています。
1題ごとに文法的なテーマが設定されているので、この参考書を読み進めていくことで、文法知識をひとつひとつ確認しながら英文精読の練習ができるんです。

シリーズの構成は、『超入門60』『入門70』『基礎100』『(無印)100』の4段階。高校1年生、大学入試の準備段階であれば『入門70』、2~3年生でそろそろ入試対策を本格的にやっていきたいという人であれば『基礎100』、国公立大学の英文和訳問題の対策は『無印100』、というような感じで取り組んでもらうと良いかと思います。

2.なぜこの参考書を使うべきなの?

英文解釈の力は、英語の問題を解くための基礎です。

長文は、ひとつひとつの英文を文法通りに正確に訳すことができなければ読めません(慣れてきたら“飛ばし読み”もできますが……)。また、文法問題を解くにあたっても英文を文法的に分析できるかどうかが大事です。さらに、英作文も自分で書いた英文が文法的に正しいかどうか、意味が通じるかどうか確認できなければ書けないものです。リスニングをするにあたっても、読解できない英文は聴き取れません。英語の問題は、何をやるにしても英文を正確に読めるということ、つまり英文解釈ができるということが必要になってくるんですね。

そんなこんなで英文解釈は英語に取り組むうえで必須の学習なので、様々な参考書が出回っています。

その中でも、「見開き1ページでひとつの例題、ひとつの文法事項を扱う」という原則で編集されているため、特に紙面が見やすいのがこの『英文解釈の基礎』シリーズ。さらにこのシリーズは『入門』、『基礎』、そして””無印””とステップアップできる仕様になっているので、自分の実力に合わせて取り組みやすいのもポイントです。

これらの理由から、入試で英語を使う全大学受験生にこの参考書をオススメしたいんです!

3.この参考書はどうやって使うものなの?

この参考書は、こんな感じでノートを作りながら使うのがオススメです。

・例題の英文をノートに書き写す(一行空ける!)
・文の下にSVOCを振ったり、関係詞節や前置詞句をカッコでくくったりして英文を分析する
・分析にしたがって日本語訳を書く
・解答例と照らし合わせて、訳せなかった箇所や訳が間違っていた箇所を確認する
・そういった箇所について、解説を参考にしてなぜ訳せなかったのか、どうすれば訳せるのかを分析し、ノートにまとめる


字が綺麗じゃなくてスミマセン……

こんな感じで例題に取り組んでいくと良いでしょう。見開きページの末尾に掲載されている練習問題については、例題にすべて触れてから取り組んでも、例題とセットで取り組んでも、どちらでも構いません。

すべての例題に取り組めば、タイトルの通り100個の“英文解釈の技術”が身につくはずです。また、このようにノートを作れば、100ページ分のノートを読み返すことで英文を正確に和訳するために必要な100個の文法事項を復習することができるようになります。

1冊仕上げたら、(超入門)⇨入門⇨基礎⇨無印とステップアップしていくのが良いですね。

このようにして、自分の実力に合わせて着実に“英文解釈の技術”を身につけていくことができるのがこの参考書シリーズです。

さぁ、全受験生のみなさん!この『英文解釈の技術』シリーズを使って、英文を正確に読みこなせるようになりましょう!

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