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公務員から開発者へ:IT業界での新たな旅の始まり

こんにちは、アイネの田中です。
公務員からIT業界に飛び込んで約1年が経ちました。ソフトウェア開発ができるエンジニアを目指していた私ですが、最初の会社では開発の機会はほとんどありませんでした。その後アイネに入社し、本格的な開発業務に携わるようになりました。
アイネでは、3ヶ月の社内研修、3ヶ月のOJT研修があり、一人の技術者としての日々がスタートしました。ITエンジニアとしての一歩を踏み出したことで、IT業界での新たな旅の始まりを予感しています。
そんな私ですが、今回は実際に私が開発現場で働き始めてどうだったのか、私の思いを伝えたいと思いますので、ぜひお読み下さい。

なお、アイネ入社までの経緯を下記記事に掲載していますので、併せてご覧いただければ幸いです。


証券システムの開発チームに参画

私が参加したのは証券会社フロントシステムのエンハンス開発、約100名の大規模開発現場です。いくつものチームに分かれており、一つのシステムを作り上げています。
私は8人チームに加入することになり、そこには経験豊かなメンバーが多くいました。プログラミングのプロはもちろんのこと、上流設計、データベース、ネットワーク、セキュリティ、証券知識、マネジメント等、ソフトウェア開発に欠かせないスキルを持った先輩たちの存在は、本当に頼りになりました。何もわからない私にとっては、一つでも多くを吸収し、プロのエンジニアと呼ばれる仲間に早く入りたいと強く思いました。

ところで、開発現場はリモートワークが推奨されていますが、希望により出社も可能となっています。最初の2週間は業務を覚えるために出社して先輩に直接指導を受けました。その後、リモートワークに切り替えて、引き続き指導を受けながら開発業務を行っていきました。現在もリモートワークで開発業務を行っています。

初めての開発業務で感じたこと

私の担当は、先物、オプションに関わる案件でした。最初、先物、オプションと聞いて、証券知識が少ない私にはよくわかりませんでしたが、先輩たちに教えていただき、どのようなものか理解できました。また自分でも証券の基礎を勉強し、理解を深めるよう努力しました。

さて、肝心の開発業務の内容ですが、現行プログラムに新規機能を追加するというものでした。ですが、現行プログラムの処理がよくわからなかったため、対応に迷いました。以前の会社では「わからない時は聞いて」と言われましたが、実際に質問すると「後にして」とか「自分で調べて」と言われることが多かったのです。結果的に違ったものを作ることもあり、怒られたこともありました。
一方でアイネの先輩方は、質問には親切に答えてくれて、基礎から説明してくれました。お陰でプログラムの仕組みがわかり、修正も無事できました。初めての業務で自信をなくしそうになることもありましたが、理解できるようになったことで、逆におもしろさを感じるようになりました。

私はプログラミングの他、単体テスト、結合テスト、総合テストも担当しました。初めてのことばかりで、先輩方の力を借りることが多かったのですが、最初の開発業務を何とかやり遂げました。

私が担当した案件は既にリリースされており、証券会社の顧客様からも好評のSNSが数多く発信されています。私が担当したのはその中のごく一部ですが、少しでもお役に立てたことを誇りに思います。

安心の開発チームで業務を遂行

リモートワークが始まってからは聞きたいことをすぐ聞けるかどうかが少し心配でした。ですが、実際に始まってみると、業務中はZoomの常時接続によりコミュニケーションを取りやすい環境になっていました。ちょっとした相談もZoomを通して先輩に声をかけ、画面共有しながら相談できたため問題解決が早く、私も理解できました。またチャットツールも並行して使用していますので、上手に使い分けながら作業を問題なく進めていきました。
リモートワークは通勤の負担も少なく、時間的余裕もできるので、とても働きやすいと思いました。

またチーム開発を経験して思ったことはコミュニケーションの大切さです。
先輩方にもそれぞれ業務があるため、時間を奪ってしまうことに申し訳なさを感じ、聞くのを躊躇してしまう場合がありました。ですが、わからないまま放置しておくこともできないので、そこは時間を最小限にするように努め、積極的に質問して進めるようにしました。

システム開発のおもしろさを実感

システム開発というとプログラミングがメインと思われがちですが、実はテストも相当に奥が深いということを知りました。初めての開発作業では、改修機能テストのマトリクスを作成しましたが、最初は何をどう作成するのか見当もつきませんでした。そこで、プログラムに沿って分岐条件毎に処理を整理していきました。その結果、プログラムの流れが明確になり、漏れのないテストができることがわかりました。テストもマトリクスつぶしのようで楽しく実施できました。処理の流れを理解してマトリクスを作成することの大切さ、分かりやすい資料作成など、面白くなる方法を自分で見つけられるようになったのは、大きな収穫と実感しています。

業務を通して、プログラミングのスキル向上ができたと思いますが、まだ開発現場に入って5ヶ月を経過したところです。一部プログラミングも行いましたが、私の作業の多くはテストです。しかし、テストと言っても単なるテスターではなく、テストケース作成、必要なテストツール、テストデータの作成も行ってきました。包括的にテスト作業の経験を積むことで、テストスキル向上が図れました。テストはソフトウェア品質向上のための欠かせない作業です。こうした意識を持って作業できるようになりました。テストを疎かにするとバグが発生することが多いと聞きました。バグを除去するためにもテストは非常に大事な作業だと思って取り組んでいます。

今後の目標

まだまだITエンジニアとして走り出したばかりですが、3年間はプログラミング力を身につけて、4年目頃から基本設計書の作成を習得し、後輩にプログラミングを教えられるようになりたいと思っています。
今後も日々の学習を通じて、楽しみながらスキルアップしていきたいと思います。


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