立冬(アニスヒソップと生姜)移ろいゆく水と花
一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。
移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。
今回は第四十五回目の『立冬』、emmyからのお手紙です。
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Mayuさん、こんにちは。
朝晩が冷え込み、冬の立ち上がりらしいお天気ですがいかがお過ごしでしょうか。
陽が沈むとぐっと空気が冷たくなるので、昼間の陽差しがよりあたたかく感じます。
前回の霜降のお手紙では唐胡麻と竜胆、やわらかな芒に秋の深まりをいただきました。近ごろは軒先で柿が吊るされているのをよく目にして、もうそんな季節かなどと思っていたのですが、もう暦は立冬、年末の気配もそろそろかと思うと時間の流れの早さに驚いてしまいます。
今回は紫の花が魅力的なアニスヒソップというハーブを使い、ドリンクを作りました。
スパイスではよく使われるアニスですが、アニスヒソップは味わいも香りもとてもやわらか。お茶にして香りを重ねていきます。
香りのレイヤーを重ねるように砂糖漬けにした生姜、無花果を注ぎ、アクセントにラベンダーの蒸留水を入れました。
手を温めるようにしてゆっくり飲むと、こわばったところがほっと解けていくように思います。
寒暖差が激しいときには特にお腹からあたたまるものがほしくなりますね。
秋から冬は美味しいものがたくさんあるので困ってしまいます。。
年末にかけてそろそろと街も気忙しくなってきたように思いますが、どうかお身体にはお気をつけください。
それでは、また!
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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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