眠ることは「今日を手放す」こと

日が沈むと経済は足を止め、学校や会社から帰路を急ぎ、人の連絡は途絶えて、好きな映画や本にふけったり、男女の駆け引きも始まる「夜」。

いろんな想いを家で一人抱えたり、家族と向き合う。一人一人、毎日異なる夜が存在している。


人それぞれの夜がある。
「今日はよくやった!」と喜びを抱いてすぐ眠りにつく人もいれば、来ない連絡や明日のことにやきもきして、朝まで待ちきれなかったり、明日なんて来なければいいなんていうチクチクする感情を抱えて夜を迎える時もある。


眠ることは「今日を手放す」こと。
次の朝を迎えるためには、どこかで今日一日に「おやすみ」とさよならを告げて手放さなきゃいけない。

夜を迎えて一日を振り返り、"明日はこうしよう"と前向きに明日の自分にバトンタッチする人もいれば、ネガティブなことに悔やむ人もいる。
そして行動心理学的にも、その日に満足できなかった人ほど、その日を取り戻そうと夜更かししがちだという。
明日の自分に託すのではなくて、やりきってから今日を手放すのだ。

そして、これは世界中の大統領だって赤ちゃんだって動物だって、みんなが平等に行なっていることだ。


でも夜ってしがみついてなかなか手放せない
翌日の早起きのために一日を早く手放したいんだけど、なんだか未練がましくなって放せなくなってしまう時もあるよね。
「今日はこれでよかったんだろうか」という不安にかられて、できなかったことに悔やみ執着してしまう。

そこで、こう考えたらどうだろう?
今日という一日はお祭りで、夜は「一日を手放すための後夜祭」なんだ。

「一日を手放すために」と考えれば、うまくいった日もうまくいかなかった日も平等に扱えるんじゃないだろか。
そしてこれらのことに目を向けて行えば、きっと気持ちよく過ごせる。
・今日の振り返り
・明日の準備
・好きなことをちょこっとやる


毎日、人それぞれの夜があって、毎日みんなが今日を手放して眠りにつく。
そして毎晩「後夜祭をしよう」なんて考えると、いつもの毎日もちょっとだけ楽しく終えられそうな気がしませんか?

なんてね。では、おやすみなさい。


<ただいま50日間の有給消化中です>
WEB業界でノンストップで働き続けて30歳を迎えました。
ただいま転職を機に手にした50日間の有給、「おとなの夏休み」を過ごしています。毎日の様子はこちらにまとめていますので、よければぜひ。


少しの励ましが大きな活力になる燃費良い人間です!