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〜原爆ドーム〜【世界遺産を色んな角度で見てみよう⑤】

こんにちは!永高の中学受験部屋です。世界遺産シリーズ第5回です!

世界遺産記事のマガジン連載はこちらからご覧ください。

今日ご紹介する日本の世界遺産は「原爆ドーム」です。
1996年に文化遺産として登録されています。

そして今日、8月6日は広島に原子爆弾が落とされた日です。
唯一の被爆国として、受験勉強抜きに原爆ドームについて知識・理解を深めておくことには意義があると思います。

まずは場所から

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原爆ドームは、広島県広島市にあります。

なんで登録されたの?

原爆ドームは、「人類史上初めて使用された核兵器の惨禍を如実に伝え、時代を超えて核兵器の廃絶と世界の恒久平和の大切さを訴え続ける人類共通の平和記念碑」であるとして、世界遺産に登録されました。

原爆ドームの歴史

原爆ドームは元々「広島県物産陳列館」という県内の物産品の展示・販売をする施設として建設されました。(原爆が落ちた時には広島県産業奨励館に改称されています)

しかし、原爆の真上からの爆風や熱波によって損壊し、現在の姿となります。

戦後、「被害を後世に伝えるために残しておくべきだ」という意見の他に、「被爆の記憶が思い出されて苦痛なので、取り壊して欲しい」という意見もあり、保存と取り壊しの方針が決まらないまま放置されていました。

その後、保存を求める声が高まり、1966年に広島市議会が原爆ドームの保存を要望する決議を行いました

「負の世界遺産」

原爆ドームは、二度と同じような悲劇が起こらないようにとの戒めや願いをこめて、「負の世界遺産」と呼ばれています。

他に知っておきたい負の世界遺産としては、

アウシュビッツ強制収容所(ポーランド)

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→第二次世界大戦の時、ナチスドイツがユダヤ人を大量虐殺した収容所

ビキニ環礁の核実験場跡(マーシャル諸島)

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→アメリカ合衆国の核実験施設
1954年3月1日に行われた水素爆弾(広島に落とされたものの1000倍の威力とされる)によって、沖合で漁をしていた日本の漁船第五福竜丸が被曝した。

終わりに

いかがだったでしょうか?
広島原爆の日である今日をきっかけに、戦争・原爆の悲惨さについても調べて世界の恒久的な平和について考えてみてください!







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