母を励ましているつもりが、自分を励ましてた。
母が、父の介護をしながら、どんどん表情か暗くなってきたから、
毎日毎日、一生懸命、母を励まし続けた。
「お母さんは、やりたいことをやっていいんだよ。」
「お母さんは、自分の人生を楽しんだらいいんだよ。」
「主導権は、お母さんにある。」
「お母さんが決めちゃっていい。」
そしたら、なんだか自分も勇気がわいてきた。
脳の中の扉が開いて、光がさすような感覚。
私は、お母さんを励ましていたつもりなんだけど。
おかしいな。
自分に力がわいてきた。
不思議に思っていたら、
脳には主語が関係ないらしい。
口を出た言葉は、人のことを言ってても、脳は「自分のことを言ってる」と思うらしい。
なんだか、かわいいな。
私は、母を励ましながら、自分を励ましていたみたいだ。
それなら、人のことを「ほめる」のもアリだよね。
きっと脳が喜ぶ。
逆に、「人の悪口を言う」のは、脳が悲しむんだろうね。
「人を責める」ことは、「自分を責める」ことになるんだね。
脳の性質を理解すると、生き方が見えてきた。
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