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「月曜日の抹茶カフェ」を読んで

最近書店でよく見る人気の作家さんですが、実は「はじめまして」です。

どこにも引っかかるところがなく、するーっと話が進み、ふわふわと甘く優しく物語が進みます。気が付いたら1時間もかからずに読了していました。執筆するにはものすごく時間をかけていると思うと申し訳ない気分。

すんなりと脳内に映像が浮かぶような感じがするのも、速く読める一因でしょうね。つまりはそれだけ描写が的確であるとも言えます。

一方でスルっと読めてしまう分、印象としては薄味。数年後に、この本の中身を思い出せるかどうか自信はありませんが・・・。

家族は自分では選べませんし、学校のクラスメイトや先生だって自分では選べません。ある程度大人になってくると人間関係は取捨選択できるようにはなりますが、それでも「特別な出会い」を得るには実は一本の線だけでなく、様々なご縁があってこそなのですよね。

わかっているつもりでも、この本を読んで私自身の「ご縁」を再度考えてしまいました。そのときそのときで、目の前にいる方とのご縁を大事にして、誠意をもって向き合わなくては、と再確認させてくれたことに感謝です。

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