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神様も対応可!デジタル時代のサイバーなお守り3体!



 どうも、地図屋です。


 今回はデジタル時代のサイバーなお守り3選をやります。数え方は"体"です。お守りというのは守り札の尊称で、守り札とは神仏の名号(みょうごう)や寺社(お寺や神社)の名前を書いた札のことです。

 平安時代にはすでに懸守(かけまもり)といって守り札を袋に入れて首にかける形式が貴族の間で行われており、江戸時代に入ってから守り袋(お守り用の巾着袋)を持ち歩くことが庶民の間に広まりした。そして、明治時代末期に三越呉服店が現代の定型である長方形のお守りを考案し、戦後には京都の西陣織の会社によって1958年頃に寺社名を、1973年頃に願い事を織り込んだ現在のスタイルが普及しました。

 近年、神社は氏子(うじこ)、お寺は檀家(だんか)の減少によって経営難となっており、時代に合わせた工夫が要請されています。お守りに目を向けるとデザインは多様化しており、各神社・お寺の戦略がそこかしこにうかがえます。今回はデジタル時代に合わせてアップグレードされたお守りを紹介してみようと思います。


 それでは、どうぞ。


①IT情報安全守護(東京都 神田神社)


 東京の秋葉原からすぐ近くの神田神社に売っている見た目がサイバーなお守りです。マザーボード様のイカついデザインがカッコいいですね。HPの説明によると「コンピューターの機能安全祈願」だそうです。ちなみにこの神田神社は秋葉原・大手町・日本橋・丸の内など日本を代表する電気街・ビジネス街を含む"東京108町会"の氏神様で、年始の仕事始め参拝には大勢のビジネスマンで賑わいます。




神田神社





②虚空蔵菩薩御守護(京都府 電電宮)


 電電宮(でんでんぐう)は京都の嵐山の法輪寺内にある鎮守社(お寺に付属する神社)で、境内にエジソンとヘルツの肖像を設置しているという軽くSF感のある場所なのですが、そこでお守りという名のSDカードを授与しています。中には虚空蔵菩薩像(こくうぞう ぼさつぞう)の画像データが入っており、端末に入れてると故障トラブル防止になるそうです。


電電宮
見えにくいが左がヘルツ、右がエジソンの肖像


 電電宮の始まりは古く、元々は雷の神である電電明神を祀る明星社(みょうじょうしゃ)という名前だったのですが、1864年に禁門の変によって本堂が一度焼失し、そのまま長いこと仮宮に鎮座していました。戦後、電波利用の増加に伴い、1956年に関西の電波関係者の尽力により電電宮と名を変えて再興されました。雷の神様ならお守りがデータでもまあ納得感はあります。




③ウォレット安全(千葉県 検見川神社)



 日本初、NFTのお守りです。千葉市にある古くから航路安全の守護神として知られている検見川(けみがわ)神社が発行しています。名前そのまま、仮想通貨のウォレットの安全を祈願しています。

 このNFTの特徴は1年後にお焚き上げをする代わりに画像データが自動的にバーン(消滅)するようプログラムが組み込まれていることです。正直それ(お焚き上げ=バーン)が言いたかっただけじゃないのかと思わなくもないんですが、お守り自身がプログラムとして勝手に行事を遂行してくれるのは楽っちゃ楽ですね。


検見川神社





 いかがでしたか? ここまで来るとニンジャスレイヤーに出てきそうな小道具感があるのですが、個人的にはサイバー感が好きなのでもっと増えてくれと願わんばかりです。




 さて、来週はどうするかなぁ。また3選の記事を出そうと思えば出せるんですが、どちらかと言えばエッセイを書きたい気分なんですよね。noteの注目記事なんかでよく見かけるエッセイらしいエッセイの記事って書いたことないんで、ちょっくら挑戦してみます。しかし◯選ばっかり書いてきたのでそれ以外だと何をどう書けばいいのか、もはやよく分からない・・・・・・。そもそもエッセイって何? エッセイって何なんだよッ!!(←オチ)

 




 終わり





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