見出し画像

WEEKLY CINTERTOTTING NOTES : 6/22/2020

2ヶ月ぶりの投稿です。

前回の投稿から緊急事態宣言も解除となり、外出自粛の緩和が進み、映画館も営業再開となりました。私も先日、実に約3ヶ月ぶりに劇場で映画を観ることができました。

いろんなことを思ったのですが、私がここ10年ほど続けてきたことがまたできるようになった、という気持ちが大きいです。

大学を卒業し、帰ってきた日本で自立すべく就職。思ったようにいかず転職、思ったようにいかず迷走、そんななか神戸で一人暮らしを始める、仕事しながら絵を描くも全くうまくいかない、なんとかしたくてまた転職、笑えない大失敗を重ねる、そのようにワアワア右往左往しながらも、ずっと映画館で映画を観る生活をしてきました。

思い出の曲を聴いたら、香りを嗅いだら、その時の記憶が蘇るということがあると思いますが映画もそういったスイッチ機能がある体験のひとつですよね。作品そのものの思い出ももちろんありますが、その映画を観た劇場の佇まい、周りの街並みの表情、終わった後にパンフを読みふけるために入った喫茶店での時間、その時悩んでいたことのうっすらとした気配…心の中にいろんな景色が浮かびます。

私は不得意なことが多く、そのためか趣味を長く楽しむということも難しく感じたりします。そんな私ですが、自分の部屋とは違う空間で行動を制限し、数時間スクリーンを見つめて物語に思いを馳せるという行いは、数少ないずっと続けてこれたもののひとつでした。

ありがとう映画、ありがとう映画館、願わくばこれからも長く長く楽しんでいけたらと思うばかりです。

画像1

神戸を離れてもうすぐ一年。大好きな映画館のことを思い出しながら描いてみました。また個人的に映画や映画館にまつわる何かを作りたいなと思ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?