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緑の風に吹かれて【日常エッセイ】

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自由気ままに書いたココロのエッセイです。
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2020年2月の記事一覧

朝のハミングと大切なこと。

朝のハミングと大切なこと。

彼女は仕事に行く前に
毎朝いつも、ハミングしている。

「仕事前なのに、よくハミングできるね」と
僕も仕事の準備をしながら、あきれた顔で彼女に言う。

すると彼女も、あきれた顔で僕に言う。

「あら、だって今が楽しいからでしょ!」

・・・やれやれ、そうだった。

大切なのは、この先のことじゃない。
いつだって”今”が大切なんだ。

笑顔で小さく手を振りながら
先に彼女が自転車に乗って仕事に行く。

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人が恋に落ちる瞬間をはじめて見てしまった。

人が恋に落ちる瞬間をはじめて見てしまった。

「人が恋に落ちる瞬間をはじめて見てしまった」

このセリフは羽海野チカさんの漫画「ハチミツとクローバー」(*略してハチクロ)の中のセリフ。私の大のお気に入りのセリフだ。どうして私が知っているのかと言うと、実はうちの奥さんは大の漫画好きで、とくに羽海野チカさんの大ファンなのだ。

このハチクロの漫画本を、彼女は全巻揃えている。(ちなみに今は「3月のライオン」も最新刊まで全部揃えている。)

それで以

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美しい神社と28才のお爺さんと。

美しい神社と28才のお爺さんと。

奥さんと二人で古いテーマパーク(かな?)へ出掛けた。二人ともその日は特に予定もなく、旅行雑誌にも載っていないようなところだけど、ドライブがてら出掛けてみた。

辿り着くと、そこには古い実術品のようなの造形物がいくつも飾られていて、意外とお金がかけられていた。園内にはだれもいない。昔は賑わっていたのだろうなと思う。平日とはいえ、時の流れは寂しいものだ。

しばらく二人で歩いていると、不意に声を掛けら

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誰も何も言わないけれど。

誰も何も言わないけれど。

誰も何も言わないけれど
みんな誰もが本当は
みんなみんなたぶん同じ
あなたみたいな あなたのような
ひとりの夜を過ごしている。

・・・・・・・・・・・・・

これは下書きのまま、なぜかずっと残されていたnote。日付が2019年8月29日になっていた。昔書いた下書きが結構、溜まっている。どれも公開するには中途半端だなぁっと思って。せっかくなので、少しづつ、仕上げてゆきたいと思うこの頃。

昔はこ

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