漁港スナップのすゝめ

黄金色に輝いていた稲穂が刈り取られ、季節は実りの時季へ。地面に落ちているドングリを見ると、幼い頃に夢中になって拾っていたことを思い出します。今夏は酷暑だったので、過ごしやすい秋の訪れに写欲も高まりますね。

９月のシルバーウィークは、写真仲間と石川県内をまわりました。スナップやポートレートなど楽しんだわけですが、僕が案内したスポットの中で、特に楽しんでもらえたのは能登にある「漁港」でした。

新しい「発見」がたくさんあるのが漁港スナップの楽しいところだと思っています。観光スポットや街中では普段見かけないようなものが漁港にあるのです。

アンテナを張り巡らしながら、漁港にあるものを記録するようにスナップしました。それこそドングリを拾い集めるように周りを見渡していたのですが、本当に興味深い素材がたくさんあることに気付きます。

漁師町ならではの生活感があるのも魅力的。イメージ通りにスナップが撮れない日が続いたときには、ここでスナップを撮ってスランプを脱しています笑。とにかく「被写体」が多いので、視点とか感覚を養うことができるのです。

今回スナップした場所に限らず、たくさんの発見がある漁港。短い時間ではありますが、とても充実した時間でした。

漁港がお近くにある方はぜひ漁港スナップをされてみてはいかがでしょう。漁師の人たちにとっては当たり前の場所も、僕たち写真家にとっては非日常で新しい発見に出会えるかもしれません。スナップの練習にはもってこいの場所だと思いますよ。（※くれぐれも関係者以外立ち入り禁止の場所には入らないように注意してください）

それでは。

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吉岡 栄一 Eiichi Yoshioka
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