見出し画像

印象と彩りの素

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
少しだけご無沙汰してました。
まあ、師走ですからね。

しかし、すっかり風が冷たく当たる時期になりましたね。

薄茶色に染まった道を歩くと、まるでゲームでポイントを取るかのように乾いた枯れ葉を狙いすましてガシャガシャと踏んでいく。黄色に染まった道を歩くと、まるでフカフカの絨毯の上を歩いているような気分になったりして、足下が少し楽しく、彩りがある感じがします。

背伸びと現実と弱み

でも、木枯らしでコートに手を突っ込んで身を縮こませていると、自ずと前傾になって足元がおぼつかなくなったりして。足元がおぼつかないって言うと「落ち葉は滑りやすいから危険です」とか、「下肢筋力低下ですか?」なんて声が聴こえてきそうで、彩りがなくなっちゃいますね。

足元と言えば、「オシャレは足元から」なんて言いますね。
意味合いとしては、足の先まで気を遣えているのかってことのようです。
まあ、着てる服がオシャレじゃないと足元も見られないってことでなんでしょうかね(笑
ちなみに「足許を見られた」って言うことがありますよね。ちょっと背伸びした買い物をするときや仕事の交渉の際に、相手が値段を高く吹っ掛けてきたり、上から目線で来られた時とかに使いますかね。
由来は諸説あるようですが、籠屋?籠を抱える人?とか宿屋が、旅人の足元を見て値段を決めていたようで、偉い人は、歩いて移動することが少ないから足元がキレイ。階級が低いと足元が汚れてたり、履物がやれているとか。金持ちや疲れている人は、少し高くしても払うだろうってことで、要は、人の弱みにつけこむってことですね。

振り返ると田舎もんの僕が学生時代に都会に遊びに行くようになって気がついたこと。それは、都会っ子より靴が泥で汚れてる気がするってことでした。

まあ、地元には、舗装されてない道もあったし、畑も田んぼもあるから道が土埃で汚れてたんですよね。
その当時にしては、一生懸命に背伸びしてオシャレな服を着こんで街に繰り出してたんですけどね。

まさに足許を見られてる感がありましたよ。

気がついてからは、汚れが目立たない靴にしたりしてましたから、その頃はあまりスニーカーを履かなかったかも。

経験とアイデンティティ

当時、バンド活動にのめり込んでいたので、次第に派手ないで立ちになり、ラバーソールやブーツで闊歩したりして。

それも、それなりに良いライブハウスとかで演奏をしていたし、バブリーな時代が後押しをし、結構、いきがっていましたよ。

そんなある日のこと、メンバーからバイト先に連絡が来ました。

メンバー「メジャーでレコーディングの話が来たぞ!!!どう思う??」
僕   「えーーー!どう思うじゃないっしょ!やるしかないっしょ!」

その後、バイト中の僕は、まさに足下から鳥が立つような急に降って湧いた出来事に、ニヤつきながら完全に浮足立ってたと思います。気持ちを鎮めるよう、普段しないような練習をしていたような。。。記憶があいまいです(笑

でもね。世の中そんなに甘くないわけですよ。

まあ、結果としては、諸々でメジャーデビューはしていません(汗

その後、インディーズで活動は続きましたが、上には上がいるもので、自分が足元にも及ばないような輩に出会い、足許が揺らぐ思いが募る日々。

気がつけば、足元が明るいうちに手を引くよって皆に言われてバンドは解散。
「さて、これから何をしよう。音楽以外になにもしたいと思ったことがなかった・・・」と途方に暮れていたときも季節は秋。

あまりにも虚無な自分に気がつき、足元に火がつく思いで、すっかり黄色く染まったイチョウの並木道をとぼとぼと歩いていたことが思い出されます。

たぶん、あのときも足元は、フカフカだったんでしょうね。

まあ、今思えば、挫折したから対人援助職になれたんですけどね。

さて、ふらふらしながらも、せっかく良いと思える仕事に就けたんですから、自分の足元をしっかり固めないとです。

ですが、すっかり、脚元が冷えてきたので、暖かくして休みたいと思います。

皆様、冬場は、身体が固まって、足元がおぼつかなくなるのでお気をつけて。

ほんじゃ、また。


もし、よろしければサポートしていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。いただいたサポートは、これからの活動に使わせていただきます。