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結局転職エージェントを経由しての転職ってしたことがない、という話

この数ヶ月、やむにやまれぬ事情で転職活動をしていたですが、転職エージェントが有象無象の如く増殖して、クオリティは相対的に低下してきたと感じています。

・メッセージだけで必要書類を集め応募
・電話で一方的に要件を伝えて応募
・ビデオ通話で話はするものの差し当たり該当する求人はなくメルマガに登録させるだけ
・声をかけてきたにも関わらず途中で音信不通

その中でも一番どうかと思うのは

・面談をしたうえで応募したものの、選考結果についてはお知らせがなく以降音信不通

というもので、エージェントの仕事とは?と思うレベルです。

転職エージェントの仕事やマネタイズとしては

・企業とコネクションをつくる→実はこれも怪しくて単に応募サイトを知ってるだけの場合もある
・企業の求人に適合する人材を探す
・候補者に声をかけ転職活動をさせる
・候補者が無事入社したら(入社から数カ月後などの縛りもあり)年収の何分の一という報酬を受け取る

ということで、つまりは

・どんな人でも押し込んでしまえば金になる

とも言えるわけです。

一部エージェントが

・「弊社は企業の人事・部長・社長とコネクションがありなんたら」

などと紹介する場合もありますが、その殆どは「人事の応募窓口を知ってるだけ」の場合が多いです。聞いたわけではなく実感値なのですが、フィードバックに全然現場の意見が入ってこない、所謂人事の意見だけ、というものばかりで、本当につながっているのかどうかは極めて怪しい。

というより、そんな有象無象のエージェントと個別にコネクションを作るなんて、実務に忙しい部長や社長がするわけがない、ということも推測できます。

では私はどうやって転職してきたか、ということですが、

・過去の同僚からの紹介
・企業人事から直接コンタクト
・企業職員から直接コンタクト

という経路を通ることがほとんどです。そもそも現場が興味を持っていただけたというだけで面接に進める可能性は高まりますし、なにより「現場が欲しいと思うスキルや経験」で引っかかったはずなのでマッチングの度合いも高まるはずです。

他の転職活動をしている人がどの程度「企業からの直接のお声がけ」があるのかわかりませんが、私自身の経験としては年に数件はあります。もちろんすべての企業に就職できるわけではないのでお話を聞くだけになることもありますが、なんにしても「お声がけ」をいただける時点でかなり熱量は高いと思います。

最後に、転職エージェントはご活躍とも言えるでしょうし、暗躍ともいえるでしょうけど、全体としてのモラルが非常に低く感じます。最低限のビジネスマナーぐらいは求めたいですし、業界のことをほとんど知らずに担当しないでいただきたいですし。じゃあ信頼できるエージェントは?というと、もうこれは「人による、属人的なもの」でしかないので、会社の看板を背負っていてもひどい人は酷いです。なので

・「あれ、なんかおかしいな」

と思ったらこちらから去っていくのが良いと思います。時間の無駄ですしね。

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