見出し画像

ドラゴンボール考察:株式会社フリーザ

はじめに。



オッス、オラ店主!

画像14


Twitterでドット絵を描くフォロワーさんから、
フリーザのドット絵を贈られた記念で
ドラゴンボールについて語る約束をしたから書く事になったけども、
おでれーたなぁ、オラ、こんな事書くの初めてだ!
ワクワクすっぞ。

先に言っておくぞ。
全くカード名は出てこねぇからな!
ただし、真面目な文書いてっぞ!
オラ、ふざけてねぇからな!
内容がふざけているように見えるだけだぞ!
大真面目に8000文字以上も書いてっぞ!

さあ、MTGに一切関係のない話を始めっぞ!
みんな見てくれよな!

画像14

今回のお話はドラゴンボールに出てくる人たち。
店主の独断と偏見によるドラゴンボール考察。
(注:ドラゴンボール超は今回のお話に入りません。
 また多少の間違いがあるかもしれませんがお許し下さい。)

ドラゴンボールと言えば、
日本が世界に誇るスーパーヒーロー漫画だ。
老若男女を問わず多くの人に愛される漫画の1つ。
大人になってから見直しても新しい発見があったりするし、
何よりも鳥山明先生の画力に驚かされる。
大半の漫画家の絵というものは、
絵に動きが一切無い。
ドラゴンボールの絵には動きがある。
「ああ、なるほど、こう動いているのか。」
とわかる絵をしている。
まさに天才の作品だ。
動いていない絵なのに、
とてつもない躍動感がある絵を描けるなんてそう簡単にいない。
数ある漫画家の中でも、
飛び抜けている才能のお方だと思う。
しかし、そんなドラゴンボールも、
登場人物の主人公側が案外とまともではない。
いきなり何を言い出しているんだと思う人もいるだろう。

今から登場人物と職業をさらっと書いてみるので、
まずはそこから見てほしい。

登場人物について。

ブルマ:天才科学者。
ブリーフ(ブルマの父):天才科学者、たぶん社長。
孫悟空:ニート。
ベジータ:ニート。
ピッコロ:ニート。
天津飯:ニート。
餃子:ニート。
亀仙人:ニート。
牛魔王:山賊。
ウーロン:山賊からニートへ。
プーアル:山賊助手からニートへ。
ヤムチャ:山賊、後半では野球選手のバイトなど。定職についた描写なし。
ヤジロベー:ホームレスからニートへ。
 家はカリン様の塔にパラサイト。
クリリン:結婚して子どももいるが、定職についた描写が無いのでニート。
 家に至ってもカメハウスにパラサイトしている。
ミスターサタン:格闘家。道場経営者。
ランチ:強盗。
チチ:専業主婦という名のニート。
 父の資産(山賊行為手当)を生活にあてているので犯罪者も同然。
18号:元強盗、ヤクザまがいの恐喝屋兼、専業主婦という名のニート。
 夫と同様、カメハウスにパラサイト。
ビーデル:親のすねかじり→専業主婦?
孫悟飯:学生→卒業後は一応学者?
孫悟天:未就学児童。
トランクス:未就学児童。
未来トランクス:ニート。
神様:職業・神でいいの?この人。
デンデ:職業・神でいいの?この人。
ミスターポポ:職業・神秘書でいいの?この人。
だいたいのナメック星人:晴耕雨読の生活。
占いババ:占い師。
鶴仙人:道場経営者。
桃白白:暗殺稼業。
レッドリボン総帥:私設軍隊のトップ。つまり経営者。
レッドリボン所属の人達:軍人。
ドクター・ゲロ:軍属科学者。
ピラフ大王:資産家だが職業不詳。
ピラフ大王の手下の二人(シュウとマイ):召使い。
天下一武道会の審判:アナウンサー。
戦闘力5の人:農家。
地球大統領:犬。
亀仙人の亀:亀。

画像13

そろそろストップしておこうか。
どうだろう、このラインナップ。
地球一の金持ちにして天才科学者のブルマさんは置いておくとしても、
職業が確定でまともなのが、

レッドリボン総帥
鶴仙人
占いババ
ミスターサタン
レッドリボン所属の人達
ドクター・ゲロ
天下一武道会の審判
戦闘力5の人

と、どちらかと言えば悪役や道化役、脇役がまともな職についている。
ドクター・ゲロに至っては天才科学者と言われる程だ。
暗殺稼業は道義的には良くないが一応、桃白白も自営業に入る。

桃白白

「安心!簡単!電話一本で気軽に暗殺!
 当方、ベロでも暗殺可能!
 注文からの即日暗殺も承っております!
 複数注文での割引もおこなっております!
 いつでもお気軽にご注文を!
 タオパイパイドットコムをよろしくお願いします!
 (taopaipai.com)」

なんて広告やってたら面白いんだが。
一方、
主人公側の俗に言うZ戦士達は随分とニートだらけ。
これでいいのだろうかというくらいニートいっぱい。

真打ち登場

ところが上記には書いていない悪役にすごい人がいた。
フリーザ様だ。

フリーザ様

フリーザ様は星を侵略して、売り飛ばすという、
不動産会社を経営している。
劇中では「宇宙の地上げ屋」だったはずだが、
つまりは不動産業で間違い無いだろう。
なんにしても「屋」とつくのだから、
商売をしている事は間違いない。
会社名は不明だが多分、
株式会社フリーザ。
母星の名前すら惑星フリーザなのだから、
会社の名前もフリーザなのだろうという予想だ。
パパのコルド、兄のクウラがいる事から、
家族が重役についている家族経営の会社と思われる。
他のスピンオフ作品まで含めるともう少し家族がいるのだが、
そこは省いておこう。
ちなみにスピンオフ作品を確認しても、
何故かフリーザ様のママだけは出てこない。
謎の存在だ。
雄雌交配が必要ないナメック星人タイプなのかもしれない。
言われてみるとフリーザ様の最終形態の股間には何も無かったような。
いや、でもクウラが「兄」なのだから、性別はあるのか。
でもフリーザ様の股間は・・・いや、やめておこう。

社としては、

コルド:会長もしくは相談役
フリーザ:代表取締役社長
クウラ:最低でも会社役員

だろう。
株主はほぼフリーザ一族で埋まっていると思われるが、
もしかしたら他にも筆頭株主がいる可能性はある。
上場しているかどうかは不明。
宇宙に株式上場ってあるのだろうか。
ひとまずこの文章ではフリーザ様は便宜的、
かつ、尊敬の意をあらわすものとして、
・株式会社フリーザ
・フリーザ社長

とお呼びさせていただく。

管理している物件が星という単位である事から、
相当な不動産会社であると想像がつく。
なにせ地球の不動産会社で星の管理と売買をやっている会社などない。
(我らの現実世界には月の土地を売る会社はあるにはある。)
星単位での売買をしているという事は、
これは間違いなく大企業だと言って差し支えないだろう。
前述では「星を侵略して売り飛ばす」と悪い書き方をしたものの、
購入者が複数がいる事まで考えると、
地球外の宇宙の法律では是とされているのかもしれない。
界王様は認めていなかったようだが。
界王様は「フリーザには関わるな。」と忠告している所から、
株式会社フリーザが反社会的勢力であった可能性は否めないが、
闇でやる商売にしてはスケールが大きすぎる。
界王様が認めなくとも、
あの宇宙域では認められた至極真っ当な仕事だったのでは?
少なくとも「星を売り飛ばす」ので、
経済活動をしている。

また、かなりの部下を持っている。
大宇宙船、カプセル型宇宙船などを所持しているなど、
設備、人員ともに充実していると言って過言ではない。
部下と設備投資がこれだけ出来る会社は地球にはない。
親子揃って天才科学者のカプセルコーポレーションでさえ、
株式会社フリーザの持つ宇宙船を自社開発出来なかったのだ。
科学力、経済力ともに圧倒的な差である。
加えて、
・幼いカカロット(孫悟空)を地球に送り込んでいる。
・そこからカカロットが成人して子供を作るまで時間が経過している。
その2点から察しただけでも、
創業年数は15年以上。
いや、そのもう少し前からあったとすれば、20年は堅いだろうか。

その頃に既に宇宙船技術が確立していたという事である。
地球との技術さは相当なものだろう。
そしてその頃から社長就任していたフリーザ社長である。
経営者としての辣腕ぶりがうかがえる。
御年はわからないが、
フリーザ社長はベジータやカカロットとは違って、
辛酸をなめてきた立派な社会人であったと考えられるだろう。

フリーザ様2

フリーザ社長は人員確保についても非常に熱心で、
敵であろうとも戦闘力の高い者をヘッドハンティングしようとする一面は、
明らかに経営能力がある者と判断出来る描写である。
無能な者には冷酷だが、
有能な者は厚遇するあたり、
経営者として徹底している。
その上、どんな星の人間でも雇い入れる懐の深い面も持ち合わせている。
人種差別はしないと言ってもいい。
(しているのは能力による区別。)
経営者の鑑と言ってもおかしくない度量の持ち主である。
実はホワイト企業なんじゃないかとさえ思える。

そして、フリーザ社長が乗っておられるあの空中に浮いているカプセルは、
あれはおそらく社用車だろう。
どこの会社の作った車かはわからないが、
動きから察するに、反重力装置を搭載している。
かなりの速度も出せる事はわかっている。
ここまでの説明でもわかる通り、
株式会社フリーザは小さな会社ではない。
その社用車という事はあのカプセルは結構な価格の品であると想像出来る。

ドドリア

ザーボン

また、ドドリアさんとザーボンさんは社長秘書と考えられる。
ドドリアさんがいかに粗野な顔つきをしていようとも、
株式会社フリーザは宇宙規模の不動産会社である事から、
優秀な秘書である事がうかがえる。
社長がナメック星に出張時に付いていく程なのだから。
つまり、粗野な顔つきで、
明らかにこれは戦闘員だろうと思わせておきながら、
ドドリアさんは事務系に強い人であり、
戦闘向きではないとわかる。
そうでないと、
あの程度でぶっ飛ばされてしまうドドリアさんが、
フリーザ社長のお付きである事に得心が行かないのである。
ザーボンさんも同様である。
この二人は間違いなく事務能力特化社員だろう。
特にザーボンさんは戦闘に際し変身をする点なども考えて、
普段は会社の事務をメインに据えているからこそ、
無駄な戦闘形態を避けているのだと考えられる。
ザーボンさんは普段からビジネススタイルを貫いているという事である。
少々粗野な面を表に出してしまうドドリアさんより優秀な一面である。

特戦隊

さらにギニュー特戦隊という5人を考えても、
社のチーム分けがされていて、
その中でも彼らは厚遇されている事がわかる。
(ファイティングポーズの事は置いておくとして。)
劇中には出てこないが、
宇宙規模の会社がギニュー特戦隊だけがチームとは考えにくい。
ベジータは最初の頃、ギニュー特戦隊を恐れていたが、
株式会社フリーザの企業規模を一社員のベジータが知らないだけで、
おそらく他にも部署分けされた複数のチームがいるはずだ。
そしてその中にはギニュー特戦隊よりも強いチームもあったはずである。
チームだったかどうかはわからないが、
ベジータとナッパは組んで行動していたので、
これもチームだった可能性はある。
(別行動をとっていたがラディッツも同チームの可能性あり。)
会社の規模やチームの数も把握せずに、
社長への反逆を企てるベジータの無計画さには呆れてものも言えない。

もう少し社会性を身につけるべきである。
これだから野蛮人は困る。

福利厚生について

次は福利厚生を考えてみよう。

メディカルマシーン

・カプセル宇宙船が個人に貸与されている。
・小型大型を問わず、
 宇宙船には相当な重症でも生命維持が可能な程に優秀な救命装置配備。
・スカウター貸与、戦闘服貸与など業務に必要な設備が充実している。
・事務所にある回復カプセルの性能の良さはまさに折り紙付き。
・戦闘服は常に予備まで配備されている。
・護身用と思われる武器を携帯している社員がいる事から、
 護身用武器の貸与もあると思われる。

なんという厚遇であろうか。
特に従業員の命を大切にしている事がこれだけでもわかる。
株式会社英宝と比べて天と地ほどの差がある。
全く、株式会社英宝の社長がいかに無能であるかがよくわかる。

特筆すべきは回復カプセル。
地球では唯一のチートアイテム、仙豆があるが、
一般流通はしておいらず、生成についても量産化の目処は立っていない。
いくら賢い存在とはいえ、
生成者は猫。
量産が不可能な品だったとは考えにくいのだが。
カリン様は量産化を考えなかったのだろうか。
所詮はアニマル。
これに対し、株式会社フリーザの回復カプセルは各所に配備されており、
瀕死の重症からもさほどの時間を必要とせずに回復出来る性能は、
地球との圧倒的な医療技術の差がある事は間違いない。
そういえば、
ドラゴンボールである程度願いが叶うなら、
あのZ戦士たちは今後の戦いに備えて、
「仙豆5億個くれ。」
という願いをどうして叶えないのか。
カリン様が生成するだけの豆なので、
「龍の力を超えている願い」ではない事は明白。
どう考えてもドラゴンボールで可能な願いだ。
こういう一面からもZ戦士達は、
計画性がなく、自分達の事ばかりを考えている、
自己中心的な野蛮人の集団である事がわかる。
「何が起きても気分は屁の屁の河童♪」
「チャラ、ヘッチャラ♪」
などと言っている場合ではない。
全然ヘッチャラじゃないんだよ。
お前らは働け、と。
「頭空っぽのほうが夢詰め込める。」
じゃないんだよ。
夢より現実を見ろ、現実を。
頭じゃなくて財布が空っぽだろうが。
全く、何が
「そうさ今こそアドベンチャー♪」
だ。
アドベンチャーじゃなくて働くんだよ。
ベンチャー(起業)しろよ。

それから、スカウターについて。

スカウターの故障

「スカウターの故障」
は劇中ではお約束のようになっているのだが、
実はスカウターの故障はほとんど無い。
測った相手の戦闘力が、
スカウター使用者の予想を超えているたびに、
「スカウターの故障」
と言っている事が多く、
実際は故障していない。
スカウターはかなり優秀な道具である。

スカウター2

不思議な点と言えば、
スカウターは何度か
煙を吹いてオーバーヒートするシーンがある。
だが、あれはとても謎だ。
素の状態のフリーザ社長は、戦闘力53万であり、
それよりも低い数値の計測で壊れるスカウターは、
株式会社フリーザに配備されるわけがないはずである。
どう低く見積もっても戦闘力100万まで計測出来なければ、
株式会社フリーザに配備不可能である。
それともあのスカウターは最初から、
フリーザ社長を計測しないようにしているのか。
あとコルド会長も。

人員削減について

次に人員削減(リストラ)について。
これは一体何の事を言っているのか。
これは惑星ベジータ破壊の件である。
この件はフリーザ社長、御自ら手をくだされた大幅なリストラである。
未来を見据え、社のためを考え、
「粗暴で扱いにくい社員のリストラ」
を決断し、自ら手をくだすフリーザ社長は、
冷酷ながらも英断であるという他は無い。
事実、最後まで抵抗した野蛮人がいたところからも、
そのくらいに会社に牙をむく従業員がいた事は証明されている。
(最後まで抵抗した野蛮人=孫悟空の実父。)
また、フリーザ社長、御自ら手をくだされる点は、
「必要に応じて責任を取る。」
という姿勢のあらわれであり、
この点からも経営者の鑑と言えるものが垣間見える。

そんな株式会社フリーザの正社員で、
上記のリストラでも切られる事もない優秀だった、
ドラゴンボール界一のツンデレと言われるベジータさん、

ベジータ

ある日から無断欠勤、懲戒解雇処分、その後ヒモ生活。
(地球一のお金持ちのご令嬢を射止めるという地球最強の逆玉。)
相当なダメ男街道を突っ走っておられる。
ヒモになるようなタイプの男が、
株式会社フリーザの社長、雇い主に下剋上をしようなど、
全くもって論外である。
社会人失格である。
仮に下剋上が成功していたとしても、
その後の経営の事など全く考えないであろう態度が、
劇中でもありありと出ている。
なにせベジータはフリーザ社長を倒す事ばかり見ていた。
宇宙最強になる事ばかり考えていた。
まさに野蛮人である。
それがサイヤ人のエリート、
惑星ベジータの王子だと言うのだから失笑ものである。
親の顔が見てみたいものだ。
(ちなみに父王の顔はベジータに髭をつけただけという感じの顔。)

主人公について

そろそろ主人公の方にも目を向けてみよう。

孫悟空

孫悟空(カカロット)。
開幕から全力のニート。
山の中で一人暮らしが出来る程度の生活力はあるが、
社会性はゼロ。
亀仙人に弟子入りする際も、
入学金としてランチさんを拉致して献上。
未成年2人に平然と誘拐を教唆する亀仙人も亀仙人だが、
実行犯は孫悟空とクリリンである。
いくらランチさんが強盗であろうとも、
誘拐は誘拐である。
野蛮人である。
完全にギルティ。

息子が生まれるも即座に育児放棄(ネグレクト)。
カカロットがネグレクト。
韻は踏んでいても何もまともな事がない。
二言目には修行、修行。
一歩間違えればただの虐待。
妻子を残して死亡し、その後復活するも、
戦いの事ばかり考えて二度目の育児放棄。
しかも戦う相手は大企業。
構図的には、

ニート集団(Z戦士)VS 宇宙規模の大企業(株式会社フリーザ)

である。
最初から話し合いを拒否し、
最終的に暴力で片付ける。
手段(戦い)のためには目的を選ばない。
あ、いや、ワクワクするのが目的?

こういう懸念があったからこそ、
惑星ベジータを星ごと破壊するというリストラは、
フリーザ社長の経営判断が間違っていなかった事を裏付ける。
が、その賢い判断も、
残った野蛮人(カカロット)や
元社員(ベジータ)によって台無しにされるどころか、
その野蛮人の筆頭である孫悟空のした行動は、

画像12

大企業の代表取締役社長の殺害。

である。
もっとも殺害は完全には成功はしなかったが、
殺害が失敗した理由は、
惑星フリーザの医療技術と科学技術によるものである。
半分が機械の身体になって復活するフリーザ社長。
ニートごときに殺されかけたとあっては、
大企業の沽券に関わる。

傷が治り次第地球に向かった行動は至極当然と言えよう。
しかし、
地球に降りた途端にフリーザ社長はコルド会長ともども、
どこの馬の骨とも知らぬ男に瞬殺されてしまう。
この馬の骨は、野蛮人の王子の息子(未来トランクス)である。
全く、どこまでいっても暴力で片付けようとする連中である。
しかも、この野蛮人の王子の息子、
コルド会長が良い剣であると言う程の剣を持っているが、
そもそも銃刀法違反ではないのだろうか。
いや、未来やあの地球の法律では、
剣の所持を禁止されていないのかもしれないが。
そういえば、
地球には如意棒というどう考えてもチート武器があるのに、
カリン塔にぶっ刺したまま放置していたような。
後半に宮殿が壊れる時はすでになくなっていたので、
どこかで回収されている可能性もある。
が、
どうして孫悟空はあの武器を使おうとしないのだろう。
あの武器、劇中最強武器のような気がするのだが。
そういえば1回、棒の長さを地球から月に届くまで伸ばしてなかった?
物理法則完全無視の超高性能武器である。
「意の如く使える棒」で「如意棒」である。
これほどの性能、使わない理由はない。
何が何でも腕ずくで行こうとするあたり、
やはり野蛮人である。

しかし、フリーザ社長にもミスはある。
基本が星の売買であるがゆえに、
そこまで目が行かなかった点なので、
これをミスと言ってしまうのは酷というものかもしれない。
それはカプセルコーポレーションの開発した、
「ホイポイカプセル」
を見逃した事である。
この技術は他の技術で劣る地球が、
唯一、宇宙の技術に対して勝る点だった。
このホイポイカプセルはありとあらゆる点で優秀である。
例えば、
ナメック星のドラゴンボールを入手した際に、
ホイポイカプセルの中にドラゴンボールをしまっておけば、
野蛮人の窃盗からも避けられたのである。

(そういえば地球側の人も何故カプセルに隠さなかったんだろう?)
つまり、
フリーザ社長はホイポイカプセルに着目し、
カプセルコーポレーションと手を組むのがベストプレイだった。
カプセルコーポレーションと株式会社フリーザ、
この同盟が成立していれば、
地球は少なくとも安泰だったと言えるだろう。
フリーザ社長は有能な者は厚遇する。
戦闘力は無くとも他の面で活躍が可能な者を冷遇するわけがない。
地球側もわざわざ腕ずくで片付けようとせず、
共存共栄の道はあったのである。

無用のトラブルを避ける道はどちらにもあった。
これはフリーザ社長のみのミスではないので、
ここでフリーザ社長を非難する事は正しくない。
フリーザ社長を非難する事は正しくないが、
フリーザ社長の小さなミスではあった。
とはいえ、
野蛮人が交渉のテーブルにつかなかった事もまた事実。
利害が一致していても、
必ずしも手を取り合えるわけではない、
それが経済の厳しさでもある。

最後に

随分と長く書いてきたが、
ここまで読んでくれた方々、
いかに株式会社フリーザが優秀であったか、
そしていかにフリーザ社長が素晴らしいか理解してくれたと思う。
フリーザ社長はもしかしたら宇宙一の経営者であったかもしれない。

我が株式会社英宝も見習わねばならない。
いつかは株式会社フリーザのように、
宇宙をまたにかける会社を目指さなければならない。
そのために店主は自ら、
「7つ集めると龍が出てきて願いが叶う玉」
とやらを探しに行く事にする。

ではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?