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「英語が分からない」という人へ一言

いきなりですが、記事タイトルにあるように、「英語が分からない」という人への一言を述べます。

「中学英語をナメていませんか?」

もっと言えば、心のどこかで「中学英語くらいなら自分でも・・・」「さすがに中学英語からやり直すほどのレベルではない・・・」と思っていませんか?

私は英語講師として「英語が分からなくて・・・」「英語の成績が上がらなくて・・・」という生徒とたくさん会ってきました。そのような生徒に私が第一に聞くのが「中学英語は大丈夫ですか?」という質問。すると、大体の場合、このような答えが返ってきます。「まあ、中学英語くらいは・・・」「多分、大丈夫です」「まだ覚えてると思う」こんな感じ。

このような答えが返ってきた場合、いじわる(?)な私は「そうですか。分かりました」とは言いません。じゃあ、何をするかというと、何枚かの紙を取り出して、こう言います。「ちょっとテストしてみましょう」

実は、その取り出した何枚かの紙には、中学生になって英語の授業で最初に扱われるであろう "I am ○○(名前)” ”I play soccer" のレベルから中学校で習う順番に実力チェックができるように問題が書かれています。早速、解いてもらいます。そのテストは全て穴埋め。テーマとなっている文法の所だけ穴が空いているだけ。先ほどの生徒の「まあ、中学英語くらいは・・・」「多分、大丈夫です」「まだ覚えてると思う」が本当であるならば、スラスラと解けて、間違えたとしても、凡ミス3つくらいで済むはずですよね??

さて、現実はどうでしょうか。当然の事ながら生徒それぞれに個人差があるので、”絶対に””必ず”という訳では全くないのですが、総じて言えば、中1レベルの初期段階の時点で既に問題を解く手が遅くなるか止まり、顔に「こんなはずじゃ・・・」「あれれ・・・」という気持ちが綺麗なほどに出てきます。

その具体的な部分を1つ挙げるとすれば「be動詞・一般動詞の否定文と疑問文」 

例えば・・・

彼女は美紀ですか? (        )

私たちは野球をしません We (         ) play baseball.       
                                 
彼は蒼汰ではありません (       ) (        ) (       ) Sota.     
              
彼らはサッカーをしますか? (       ) (        ) play soccer?                              

あなたは先生ではありません You (       ) (        ) a teacher.

どうですか?迷わず埋められますか?

                                            

あくまで持論ですが、中1の最初に習う、「be動詞と一般動詞」をどれだけ理解して使えるようになるのかは、その先も英語と上手く付き合っていけるかどうかの大きなターニングポイントであると私は考えています。それはなぜか。この記事で深く解説したりはしませんが、とにかく、be動詞と一般動詞というのは性質が全く違うものなのです。そして、英語の肯定文の基本的な並びとして、その2種類の動詞のどちらかが、主語に続いて2番手として出てくるということを考えれば、大きなポイントとして捉えざるを得ないことはご理解頂けるのではと思います。

さてさて、ここまで読んで頂いた方の中に「これまで私も大丈夫な気がしていたけど、本当は分かっていないかも・・・」と感じられた方がみえるかもしれませんが、それは逆に、もう1度、自分の英語学習を見直すチャンスです。

確かに、英語は文法が全てではありません。かと言って、全く不必要かというとそうでもありません。私としては、外国語学習に文法は必要か否かというような、0か100かで考えるのはあまりに極端で無意味だと思います。中1の最初に習うbe動詞と一般動詞が適切に理解できていない状態で一体何ができるのでしょうか。ちょっと前、某塾のcmで古文の先生が「基礎の基礎が怖いってことを今日何度も言っておきます」と話す部分が抜き出されていましたが、まさにその通りだと思います。

ここまで長く書いてきましたが、最後に私がこの記事で伝えたいのは「英語が分からないなら、思い切って1からやり直してみよう」ということ。「中1からやり直すなんて・・・」と思う時間が合ったら、その時間を基礎の基礎からの英語学習に回しましょう。

この先、私のノートには、上に書いたような基礎の基礎からの英語学習をされる方のサポートになるような解説や問題を随時上げていく予定です。一緒に英語学習をしませんか?

では。



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