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第一回 be動詞 〜be動詞はスネオ〜

さてさて。早速、解説に入っていきます。
ちょっとでも私の解説が英語学習を一からやり直したいという方の助けになれば幸いです。

みなさん大丈夫かと思いますが、一般的な英語の形として「主語+動詞+〇〇」というのがあります。そして、みなさんが知っているように主語に続く動詞は2種類の全く性質が異なったものに分けられます。そう。be動詞と一般動詞です。この回はまずbe動詞を解説します。

タイトルに「be動詞はスネオ」とありますが、どういうことでしょうか。この時点で、察しの良い方は既に私が言おうとしていることを見抜いているかもしれません😅

さて。まず、そもそもbe動詞とは何だろうということを見ていきます。

be動詞は"="(イコール)

be動詞は左と右が同じであることを示す=(イコール)です。具体的な例を見てみましょう。

I am Taro. 私は太郎です。

amの左にI(私)、右にTaro(太郎)がいますね。
そして、amが=(イコール)の働きをして、「I(私)=Taro(太郎)」となり、それを日本語にした時に「私は太郎です」となります。

She is Shizuka. / You are a student. / This is a book.

全部一緒。be動詞が=(イコール)の働きをして「左にあるものと右にあるものが一緒だよ〜ん」と示してくれていますね。

=(イコール)の右が名詞以外のものになっても全く一緒です。

I am sad. 私は悲しい
The movie is interesting. その映画はおもしろい。
I am bored.  私は退屈だ

ほら。やっぱり、右と左が一緒だよというのを示してくれています。

ちなみに、これまで色々な英語教材を見てきましたが、時たま、be動詞は「日本語の"〜です"にあたります」と書いてあるのを目にしました。あくまでこれは持論ですが、それは真っ赤なウソです。

be動詞が=(イコール)の働きをして、左と右が同じであることを示すというイメージを、日本語に置き換えた時に「〜です」となるというだけで、be動詞自体が日本語の「〜です」と同じ意味を持っているという訳ではありません。

さて、ここまで読んだ方には、とりあえずbe動詞の働きについてイメージを掴んでもらえたかと思います。

じゃあ、ここでみなさんに質問です。

be動詞っていくつ?

さぁ、どうでしょう。いくつですか?3個ですか?5個ですか?

答えは… 1つ です。

実はbe動詞は1個なんです。そして、その一個というのは「be」。

「は?」と思われる方もいるかもしれませんね。isだのareだのam、過去形ならwasやwere。じゃあ、こいつらはなんなんだと。

実は、この「be」はスネオなのです。

どういうことか。

スネオがどんなキャラクターか思い出してみてください。ジャイアンには媚びて、のび太とドラえもんに対しては基本的に自分が上。でも、自分が困った時や助けてほしいときには下手にまわる。

そう。相手や状況によって態度をコロコロ変える、性格のひん曲がったヤツなんです。まぁ、そこが逆に憎めない所でもあるんですけどね😅

beも全く同じ。

主語の位置にI(私)がいればam, HeやSheなどがいればis, youやweがいればareに変身するのです。さらに、過去形となれば、wasやwereに変わります。

そう。このように主語や時制によって態度を変えるとんでもないヤツなんです。be動詞は。

否定文になったら?

先程、be動詞はスネオと一緒でとんでもないヤツと言いましたが、否定文のbe動詞は意外と素直。

過去形の場合も含め、be動詞がどんな形に変身していてもbe動詞の後にnotを置いてあげれば素直に否定文になってくれます。

I am not Yui. 私はユイではない。
She is not a teacher. 彼女は先生ではない。
They are not Japanese. 彼らは日本人ではない。
I was not a high school student then. 私はその時、高校生ではなかった。
They were not interesting. それらは面白くなかった。

こんな感じ。どう?素直でしょ😁

疑問文になったら?

否定文の時は素直だったbe動詞。
じゃあ疑問文になるとどうでしょうか。

残念ながらbe動詞のスネオ的なひねくれた性格が再び顔を出します。

どういうことか。

なんと、疑問文になると、これまで主語の後にいたbe動詞が主語に反旗を翻して、文頭に飛び出してくるのです。

He is Taro. → Is he Taro? 彼は太郎ですか?
You are a student. → Are you student? あなたは先生ですか?
They were interesting. → Were they interesting? それらは面白かったですか?

こんな感じ。

例えるなら、ドラえもんから何か道具を借りたことで、ジャイアンの下手にまわる必要が無くなり、反撃される可能性も無くなったスネオが、それをいいことにジャイアンをコテンパンにするみたいな感じでしょうか。

まとめ

be動詞の解説はこれで終わりです。

be動詞の働きについて理解できましたか?
タイトルにある「be動詞はスネオ」の意味は分かりましたか。

今回の記事を参考に、be動詞を正しく理解して使えるようになってくださいね。

次回は一般動詞を扱う予定です。

では。

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