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第三回 一般動詞 〜be動詞と一般動詞を間違うな〜

こんにちは。

今日は予告通り、一般動詞について、be動詞との違いや一般動詞の文の変形の仕方について見ていきます。

一般動詞って?be動詞との違いは?

そもそも一般動詞って何なのでしょうね。

これはよく言われることですが、be動詞の"be"以外の動詞は全て一般動詞となります。それ以外でもそれ以下でもありません。ということは、中1レベルで言うとplay, eat, read, make などから始まり、数えられないほどの一般動詞が存在するということです。

ここまでは特に問題ないでしょう。

ここからが大事。じゃあ、be動詞と一般動詞の違いは何なのでしょうか。

be動詞については第一回で既に解説しているので、be動詞の働きや動きについて詳しく知りたい方は読んでみて下さい。

簡単に言えば、be動詞は=(イコール)の働きをして、「左のものと右のものが同じだよ」というのを示してくれるんでしたね。

I am Tomoya. 私=智也 →私は智也です
This is a pen. これ=ペン →これはペンです

こんな感じ。

そして、一般動詞との区別をつけるために大事になってくるのは、be動詞の文は「主語が動いてない」ということ。

上の文で言えば、「私」というのがいて、それがbe動詞によって、「智也」と同じであることが示されただけで、主語の「私」は何も動いていませんよね。これが大事。

では、一般動詞の文に移ります。

I go to school. 私は学校に行く
You use the pen. あなたはそのペンを使う

主語に関して、先程のbe動詞の文と比べた時に、どんな違いがありますか?

そう!主語が動きをするんです!

I go to school. を使って具体的に見ていきましょう。

先程のbe動詞の文では主語の「私」はただ存在しているだけでしたね。「私」っていうのがいてね… という感じでしたよね。

では、I go to school の「私」はどうでしょうか。ほら。「行く」という動きを実際にするでしょ。ただ存在しているだけではないでしょ。

つまり、

be動詞の文…主語は動かない。ただ、主語が何らかと同じであるということが示されている。

一般動詞の文…主語が何らかの動きをすることが示されている。

ということなんです。

これを頭に入れておけば、日本語から英語にする時に、be動詞の文になるのか一般動詞の文になるのかが一発で分かるようになります。ポイントは主語が動きをするかしないかです。

ここまで読んでもらって、be動詞と一般動詞の違いがクリアになったでしょうか?

では、ここで、大事なことをもう一つ。

be動詞と一般動詞は一つの文に絶対に同居しません!

まぁ、これも多くの方が既に知っていることかと思いますが、いざ文章を作るとなった時に同居させてしまう人を何度も見てきました。特に否定文と疑問文。

Are he play tennis? ✖️
She isn't go to the park. ✖️

こんな感じ。一般動詞とbe動詞が同居している時点で✖️です。なのに、こちらが「間違ってるよ」と言っても、生徒は何が間違っているのか分からないという場面に何度も遭遇してきました😭

一般動詞の文の作り方

それでは、一般動詞の文の作り方に入ります。be動詞の文の作り方については、第一回で説明しているので、そちらをご覧ください。

一般動詞の文はbe動詞の文よりも面倒。
それはなぜか。そう。主語が三人称単数であるか否かを区別して作らないといけないから。

と、その前に。

じゃあ、その「三人称単数とは何か」と聞かれて上手く答えられないそこのあなた!!

第二回 〜三人称単数って結局何なの?〜 に戻って三人称単数をまずはしっかりと押さえて下さい。

〈主語が三人称単数ではない時〉

まずは主語が三人称単数ではない時について見ていきます。

You play the piano. あなたはピアノを弾きます

という文があり、これを否定文と疑問文に書き換えます。

主語が三人称単数でない時、否定文と疑問文を作る時にキーとなるのが"do"。

それでは作っていきます。

まずは否定文 

You do not play the piano.
(don't)

となります。主語が三人称単数単数でない時、一般動詞の否定文は、主語の後にdo not(don't)を置きます。ただこれだけ。

I don't clean my room. 私は部屋を掃除しません。
We don't use these computers. 私たちはこれらのパソコンを使いません。

では続いて疑問文。

Do you play the piano? あなたはピアノを弾きますか?

先頭にDoを持ってくれば、それでOK。

Do you go to school? あなたは学校に行きますか?
Do they play tennis? 彼らはテニスをしますか?

こんな感じ。ここまではそんなに難しくないかと思います。さぁ、ここからがちょっと大変。

   〈主語が三人称単数である場合〉

主語が三人称単数である場合はどうなるのでしょうか。実は、肯定文から違いが出てきます。

主語が三人称単数である場合、動詞に"s"をつけなければなりません。

She plays tennis. 彼女はテニスをします。
He loves fish. 彼は魚が大好きです。

この時点で「あー、そんなことか。別に簡単じゃん」と思ったそこのあなた!甘い!

実はここで終わる話ではないのです。

上に「主語が三人称単数である場合、動詞に"s"をつけなければなりません」と書きましたが、これはあくまで"原則"で、例外が存在します。

実は、主語が三人称単数だった場合、"s"をつけるだけでは済まないヤツらがいるんです。

wash → washes
have → has
try → tries
study → studise などなど

このように"s"を付けてあげるだけでは満足しない自分勝手なヤツらが結構いるのです。

これについては、とにかく覚えるしかありません。頑張って覚えましょう。

では、否定文。

She does not play tennis. 彼女はテニスをしません

となります。さあ、どうでしょう。あれっと思うポイントがあるのではないでしょうか。

そう。主語が三人称単数の場合、否定文になると"do"ではなく"does"が登場します。また、その後の動詞は"s"が外れて原型に戻ります

この2つのポイントについて、あくまで一つの説で本当かどうかは分からないのですが、関連性があるようです。

間違った文ですが、あえてこういう文を作ってみましょう。

She do not plays tennis. 彼女はテニスをしません。

主語が三人称単数の場合の否定文に入る前までの知識だけで文を作った場合、こうなるのではないでしょうか。

では何がどうなって、doesが登場し、動詞が原型に戻ったのでしょうか。

上に書いたように、あくまで説なのですが、playsの"s"がdoに引っ越して"does"となる。そして、"s"はdoに引っ越したのでplaysは"s"を失ってplayに戻るという考え方です。

まぁ、本当かどうかは別にして、理にかなったというか、ごもっともな考え方ですよね。

というわけで、主語が三人称単数の場合の否定文を作るときは、この考え方を参考にして作ってもらえれば良いのではと思います。

He doesn't speak Chinese. 彼は中国語を話さない。
She doesn't watch TV. 彼女はテレビを見ない。

最後に疑問文。

Does she play tennis? 彼女はテニスをしますか?

となります。先頭にdoesが来て、動詞が元の形に戻ります。

疑問文においても、否定文を作った時の考え方と同じように、本来、playに付いていた"s"がdoに引っ越したと考えれば良いと思います。

Does he like math?彼は数学が好きですか?
Does she know his name?彼女は彼の名前を知っていますか?

こんな感じ。

さぁ。今日はここまで。
・be動詞と一般動詞の違い
・一般動詞の文の作り方
について、理解できましたか?

次回は現在形について扱う予定です。

ではまた!




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