オーストラリアでのキャリアインタビュー:北欧企業でeコマース担当
邪道な理由でMBAスタート!?しっかり学位を取得、eコマースのスペシャリストとして活躍中。
シドニー滞在歴
4年
英語力は?
渡豪前:
IELTS 6.5 / TOEIC 900点ちょっとだったような?
帰国子女ではないけども昔から英語が好きで地道に勉強。学部時代にカナダに8ヶ月ほど留学。
現在:
日常生活や仕事をしていく上でさほど問題ないくらい。
現在の仕事(完全オージー)になってから、特に彼や彼の家族に英語が上達したと言われたので、コミュニケーション力があがったかも。
ちなみに未だに仕事中1日 1〜2フレーズは新しい言い回しが出てくる。あとオージーアクセント加速中。
(筆者M:一応帰国子女の筆者も、毎日新しい単語や言い回しが出てくる。終わらない。英語は全然覚えられない一方で、日本語は抜けていく、マイナス。笑)
ビザはどうしてる?
学生ビザ、パートナービザ、そして4年越しにようやくPR。
シドニーに来る前の仕事は?
外資系消費財メーカーで営業&EC (eCommerce)を担当。
カナダ留学を終えて日本に帰国したのが大学4年の4月。そこからの就活だったので、手当たり次第受けた感じ。たまたま拾ってもらったその会社は新卒では営業しか採用しておらず営業からスタート。3年後に全く未経験にも関わらずECに配属され、部の立ち上げを経験。特にeCom1年目は本当にしんどかったけど、今振り返ってみれば超貴重な経験。(このしんどかった時を経て今がある、しみじみ。)
シドニーに行くきっかけは?
MBA
eCommerceを経験して、いかに自分がビジネスを理解していないかを痛感(特にファイナンスとか組織論とかマーケティングもしかり)。1回ビジネスについてまるっと勉強してみたいと思ったから。
でも根底にあった本当の理由は、漠然とした海外暮らしへの憧れ。海外に出るそれなりの理由が欲しかったという割と邪道な理由でMBA。(もちろん志願書には1つ目の理由を記載。)
田舎育ちの私は高校時代の先生から言われた「東京に行きたかったらそれでいい、理由なんて後づけでいいから東京の大学に行けばいい」という言葉を律儀に守り、MBAという後付け理由とともにオーストラリアへ。
(筆者M:私も「会社を辞めて海外に行く、いい感じの理由が欲しい」という思いで、一瞬留学で海外も考慮したけれど、自己投資の自己が2年もまた勉強に耐えられる気がせず。あと、高い学費払うよりバイトでもいいから稼ぎたいという安直な考えですぐに諦める。笑 理由は後付けでもなんでも、行動に移して、しっかり学位も取得、凄いですよね。)
なぜオーストラリア?
当時アメリカは選挙中、イギリスはBrexit等々 、今後の移民政策が揺らいでいた時。
MBA後、あわよくばその国に残って働くというオプションを残しておきたかったから。(アメリカ、イギリスはオーストラリア以上にビザや仕事をgetするのが難しそうだった。)
つまりは消去法だけど、結果的に日本にも割と近いし、ゆるっとしたオージーの感じが東京よりも私にはあってて、大正解。
シドニーでのMBAってどんな感じ?
良い点:アメリカ、イギリスとかと比べると多分ゆるめ。
週に4時間授業x 2-3コマというペース。コースは2年で修了。もちろん課題はあったけど、空き時間でアルバイトやインターンをしながらMBAが可能。(ローカルの人はフルタイムで働きながら夜間授業で4−5年かけて修了というケースが多く、なかには産休を使ってMBAというパワフルなママも何人か!)オーストラリアの時給はそこそこいいので、仕事経験を積みつつ、お小遣いを貯めつつ、MBAで勉強しつつ…が可能。
劣る点:大学院にもよるかもしれないけど、フルタイムのMBAは留学生がほとんど。
様々な国籍の生徒とグループワークをする点では学びも多かったが、ローカルの生徒と接する機会が少なかった。あとはMBAのグローバルランクを気にする方は、豪州は他国と比べると低めで、かつオーストラリアの企業はMBA等の学歴よりも、ローカルでも仕事経験を重視する傾向が。
シドニーでどんな仕事を?
学生時代(学生ビザだったので週20時間のパートタイム)
• スタートアップでインターン
• IT企業の電話営業(電話営業受けるの大嫌いなのに初めてする側を経験)
• 美容整形外科のソーシャルメディアマーケティング
• 日本で働いていた外資消費財メーカーのシドニー支社でeCom(前上司がシドニーのセールスディレクターとつなげてくれた。ちょうど運よくAmazonがオーストラリアに上陸したタイミングだった)
MBA後(フルタイム)
• マーケティングエージェンシー
• (現在)外資系消費財メーカー:子供の時から大好きな欧州ブランド!主にオーストラリアとニュージーランドのeCommerce Marketing を担当。
仕事探しはどうやって?
• Seek/Indeed
• LinkedIn
• 日系メディア
今後の展望
自分の好きなこと、得意なこと、好きな場所、好きなワークライフスタイルで、安定した収入を得ながら、自分のバリューを高めていきたい。
COVIDでdigital transformationが加速化し、eCommerceがますます面白い領域になってきているので、しばらくはe-comのスペシャリストとして知識と経験を積んで、上のポジションを目指していきたい。
筆者M:これまで3カ国で働き(🇯🇵・🇨🇳・🇦🇺)、オーストラリアでは3社目、就労ビザ取得にも苦労し、人生迷子になって犬グルーミングの学校にも通ったことがあるけど、今は理想の会社でウェブ担当。英語就活のコンサルサービスはこちらまで。
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