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映画前夜
2020年6月19日 23:15
15. 爛子の実家・部屋(朝)寝起きの爛子。相変わらず包帯まみれ。カーテンを開け窓の外を眺めている。そこへスマホに着信。画面を見て慌てて姿勢を正し、一度スマホを机に置き、手を合わせ祈ってから出る。爛子「(深呼吸して)もしもし」三橋・声「あ、もしもし三橋です」爛子「お疲れ様です」三橋・声「お疲れ様です遅くなってすみません、こないだの最終選考の件なんですけど」爛子「はい」三橋
2020年6月18日 23:18
7. 走行中の車内(夕方)来た時同様、曽太郎が運転している車に助手席に恵、後部座席に爛子が乗っている。後部座席のベビー用品の箱が来た時よりも増えており、爛子が座るスペースが狭くなっている。爛子「え、明日の飲み会に、木下先生も来るってこと?」曽太郎「想像したら緊張してきた」恵「久しぶりでしょ? 爛子」爛子「うん、卒業してからは会ってないから、もう5年?」曽太郎「なんか腹筋痛くなっ
2020年6月18日 00:16
1. 都会の道路道行く人々とすれ違いながら、颯爽と歩いている爛子(23)。全身の7割が淡いピンクの包帯でぐるぐる巻き、左目は包帯で隠れ、左腕もギプスで固められ三角巾で吊るされている。異様な風貌の彼女だが、道行く人々は誰も彼女に目を止める事もなく、爛子も真っ赤なスーツケースを引きながら軽快に歩いている。タイトル「天真爛漫ミイラガール」2. 田舎の駅前の駐車場改札を出て駅から駐車場へ歩いて