変わらないモノ【#エッセイ】
変えたくない感覚【感情】
先日、ふと思い出した。
中学生の頃、「携帯小説」が流行ったなと。
自身も何冊か買って、読み込んだのを覚えている。
何度読み返しても、感じたことは
なにひとつ変わっていないことに気づいた。
変わらない感覚
例えば音楽。
好きな曲はずっと覚えていたいと思う。
自分はわりと「いい音楽」を知っている。
良い音楽というのは、アルバムの中にひっそり
隠れているB面よりも、もっと深い曲のことだ。
中学生あたりから、鍵っ子であり
夏休みなんかは部活がないと、
某アンテナチャンネルを契約していたので
家で音楽番組なんかはしょっちゅう見ていた。
主にMVが流れるチャンネルだったが、
いがいとメジャーどこではない曲も流れていた。
中学生、高校生…思春期真っ只中。
吸収する速度は人生の中でも、とくに濃い時期だ。
特に春と夏の長期休みに聴いた曲は
その時の情景とともに想い出深い。
▶かけらー総べての想いたちへー / NICO Touches the Walls
▶春風 / flumpool
▶ファンタジア / ACIDMAN
▶ハルカトミユキ / Vanilla
(もっとたくさんあるはずだが、空で言えるのはこれくらい)
曲もそうだが、映像にも衝撃を受けたのを憶えている。
好きなところは言える。
曲調、映像、歌詞、声…と基本的な部分のバランス。
そして、その時の自分の情景はスパイスだ。
変わらないを望む
そう。音楽も小説と同じだ。
むしろそれ以上に。
初めて聴いた時の感情、本を読んだ時の視点。
思い返しては ”憶えていたい"を繰り返している。
CDを巻き戻すように、自分の感覚や感情は
進んでも、何度も戻って、停まっていてほしいと願う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?