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スタートスイッチは眼鏡にあり

私の目覚めは、まずそばに置いたはずの眼鏡を探すところから始まる。

いつも枕元に置いて寝るので、本来手探りですぐに辿り着けるはずなんだが、時々、どんなに手をのばしても、車のワイパーのように左右行ったり来たり腕を動かして探っても、辿り着けない時がある。

そう…

夜中か早朝に繰り広げられる、猫達の大運動会によって蹴り飛ばされ、行方知らずになっているのだ。

おそらくはそう遠くない、はたまた至近距離にでもあるのかもしれないが、何と言っても私は、超がつくほどのド近眼なため、もう一寸先はモヤ!

ヨロヨロと起き上がって、床と一体化レベルになって這いつくばって探す。

そうして手に入れた眼鏡を装着したら、ようやく動き出せる。

その後コンタクトレンズを入れて、私の今日という1日も動き出す。

これが私の始まりだ。

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