【メルマガ絵本沼】vol.25:絵本のお店をめぐる「絵本弾丸ツアー」のすゝめ
絵本を読み、愉しみ、考えて、ハマる、【メルマガ絵本沼】。
当メルマガも今号で三年目に入りました。
みなさまに感謝です(^^)/
今回はいつもの絵本評や絵本コラムから離れ、絵本のお店を一気にめぐる「絵本弾丸ツアー」の話です。
ひとくちに「絵本のお店」とくくっても、それぞれに個性豊かで、そこからは店主さんの想いが伝わってくるのでした。
ひとときお付き合い願えれば幸いです。
【お知らせ】
■第二期絵本沼読書会#3『すてきな三にんぐみ』(偕成社)を開催します。
今期は同じ内容の2回開催です。が、顔ぶれ変わると内容も変わるのでびっくりです。日程と募集人数は下記となります。あっという間に満席になりますので、お早めにお申込みくださいー。
・4/6(土) 21時~22時半 見学者3席(参加者は受付了)
・4/13(土)21時~22時半 参加者6席&見学者3席
※「参加者」と「見学者」の違いについて
「参加者」は感想とおすすめ本を発表します。「見学者」は発表ナシで見学のみとなります。ご自由にお選びくださいー。
【メルマガ絵本沼】
絵本のお店をめぐる「絵本弾丸ツアー」のすゝめ
■書店閉店ラッシュの中の絵本専門店ブーム
絵本沼ゼミの中ではしょっちゅう触れているが、出版物の売上は1996年をピークに減少している。
そして「1996年がピーク」なのは出版物全体の売上で、リアル書店のみでくくるとその前の1990年くらいから減少していた。
というのは雑誌の売上がすごい勢いでコンビニへシフトしていったからで、私なんかは社会人になってからずっと縮小していく世界で働いてきたよなあと思うのだった。
昨年あたりからメディアで「書店閉店ラッシュ」とか「書店空白地域」みたいなワードを頻繁に見かけるようになった。
それに対して国が本格的支援を検討とかコメントしているが、出版業界の縮小は「(テレビに殺された)ラジオ・スターの悲劇」と同じ構造だし、根こそぎ度でいけばスマホに駆逐されたカメラ業界とかの方がエグかったし、なので、出版業界だけ税金注いでもらう必要は無いよなあと思うのだった。
まあ、くれるんだったらぜんぶもらっとけばいいとも思う。
それはさておき、出版業界は瘦せ細る一方だけど、逆に数を伸ばしている分野がある。
それは「独立系書店」と呼ばれるもので、そこに含まれる「絵本専門店」も開店が増えているのだった。
統計がなく体感的なものになるけれど、明確に増えている。
なんで増えているのか?は長くなるので割愛するが、ひとつ言えば、キャッシュ面での参入障壁が比較的低いことは大きな要因だと思われる。
※全国の絵本専門店、絵本カフェなどをあつめた「絵本沼ップ」
■さまざまな絵本専門店
絵本専門店にもいろんな種類がある。
私ははじめての絵本専門店を訪れる際、店主さんに話しかけ、お店のことをいろいらと尋ねるようにしている。
というか、お忙しい中すみませんホントに。
で、話しかける前段階では店舗形態、商材、商品構成(MD)、クリンネス、アクセスなどの目に見える部分をチェックし、特にMDはプロなので念入りに見て、その際、在庫の有無を必ずチェックする商品がある。
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