ドラマ動画制作で意識していたこと

今回は、初挑戦した動画制作で、個人的に意識していたことや学んだことを、まとめておきたいと思います。

まず、意識していた項目としては、ザっと以下のようになります。

1)遊び動画の出すタイミングと出し方
2)タイトルの出すタイミング
3)伏線を毎回入れる
4)画面の切り替わり頻度(テンポ)
5)セリフのシンプルさ
6)目線での演技に頼る
7)セリフを流すタイミング

それでは、順に説明していきたいと思います。

1)遊び動画の出すタイミングと出し方

今回の動画のコンセプトとして、ストーリーの中で「遊びのアイディア」の動画を流すことを決めていました。その動画を出すタイミングを、各話ごとに意識的にバラバラにしました。

決まり切ったタイミングで出すという定型フォーマットのようなものを作ることも考えましたが、話数もそれほど多くありませんでしたので、それなら、バリエーションを設けてバラバラにしようと、思い切って毎回変えるという手間のかかるほうを選びました(苦笑

具体的には、冒頭で入れたり、途中で入れたり、最後に入れたりして、タイミングを話に合わせてバラけさせました。そして、出し方の描写は、ミライが空間上に映しだす・アイナがPC上で動画を見ている・ユウトが動画内容を思いだしている、という具合に、いろいろ分けてみました。

2)タイトルの出すタイミング

前述の1と同様に、タイトルを出すタイミングも、冒頭・途中・最後、のように、バラけさせています。

タイトル表示は、物語の中で良いアクセントになりますので、場面展開させたいときなどに、好んで使っています。なお、最終話では作品タイトルと話のタイトルを同じにしたので、タイトル画面は表示させておりません。

3)伏線を毎回入れる

話数が少ないこともあり、伏線は、全部の話に入れています。そうしないと、終盤の展開が急すぎてしまうからです。なお、どんな伏線を入れたのかは、時間があれば、また別の機会にまとめてみたいと思います。

4)画面の切り替わり頻度(テンポ)

最初の方は、1場面(1カット)を割と長めにしていました。公開後、見返してみると、なんとなく展開がもっさりしたように感じましたので、話が進むにつれ、画面を切り替える回数を増やしていきました。

例えば、最初の方はセリフを全部言わせてから次のカットに切り替えていましたが、後半の話では、セリフの途中に、積極的にカットを変えていきました。そうすることで、確実にテンポがよくなりましたので、見ているほうも飽きにくくなったのでは?と感じています。

5)セリフのシンプルさ

長々とセリフを喋らせたいタイプの人間なのですが、そうすると、撮影も編集も収録も大変になりますので、極力、セリフの数を減らしたり、短くなるように意識しました。

でもそれがなかなか難しく、減らすけども伝えたいことは伝える、というのが本当に苦労しました。でも、いい勉強になりました。

6)目線での演技に頼る

使っているツールや予算の限界もあり、全身のモーキャプは難しく、どうしても、上半身の決められたポーズ内での演技/表現が求められました。

となると、自由になる部分として重要なのが、「目」でした。

人間的に見せるため、喋っているときにまばたきをしたカットを使ったり、セリフ途中に目線を変えるような撮影を心掛けました。

7)セリフを流すタイミング

こちらは、やりながら学んだことなのですが、最初の方は、キャラが映っているときにそのキャラのセリフを流していました。でも、必ずしもそうじゃなくても良いと、学びました。

例えば、画面に映っているキャラじゃないキャラが喋っても良いし、背景だけが映っているカットでキャラの声を使ってもいいのです。

要は、画面に捉われず、演出としてどういう形で声を入れるのが最適なのか、という視点を持つことが大事だと学びました。

これを意識しながら、アニメやドラマを見ていると、当然のように実践されていました。今までは目に入っていたけれど、それを理解していなかったのです。

この気付きは、個人的にはとても面白かったです。

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という感じで、一生懸命作った動画を、ご覧いただければさいわいです!(^ ^

▼VTuberドラマ動画「ボクらのねがいは」


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