キッズプロダクトの企画思考③(職業体験アプリ)

最後は、演出面についてです。

演出面は、コンテンツの「楽しさ」を向上させる上で、とても大切な要素だと思っています。

BGM、SE、エフェクト、場面切り替え、表示、テンポ、などなど。これらが丁寧に実装されているものは、やっぱり、触っていて気持ちが良いと思います。そして、ワクワク感が非常に高くなる、というのが個人的な印象です。(根拠のない完全な私見ですが・・)

演出面をひとつひとつ触れるとキリがありませんので、全体的な意見になってしまいますが、

・動き
・細かさ

と言うのが、キーワードになると感じています。

静止画よりも動きがある方が楽しく感じますし、細かい部分にこだわっているものは、触っているときの楽しさ・気持ちよさに繋がっている印象があります。

ただ、子ども向けでは、この辺りの演出が過剰すぎると、気になってプレイに集中できない子が出てきます。まずは、設計側がそのことをしっかりと認識していることが、重要になります。

それを踏まえたうえで、演出を強化すべき箇所の選択をしていくことが、必要になります。(操作中は最低限の演出にして、達成時などの各区切りで、演出を厚くした方が良いのかもしれないです)

あとは、ターゲットや目的を意識した演出ができると、結構コンテンツとして差が出てくると感じます。例えば、子どもが「タップで反応を楽しむアプリ」というコンセプトを立てたとしたら、操作系はタップのみとしたり、タップした場所が視認できるように、タップ箇所に軌跡を残すなどの演出も、いいかもしれません。

また、この辺りはコンテンツに対する「想い」の強さが、細部に表れてくるとも思っています。想いの強い人たちが多いチームは、産み出すプロダクトも、自然とクオリティが高いものが多いのかなぁという気がしています。

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最後は、精神論のような感じになってしまいましたが、このような感じで、私は企画を考えています。もちろん、やり方は人それぞれだと思いますので、私も、他の方がどうやって企画を考えているのか、知りたいです。

では、最後の締めは、自分が掲げているビジョンで・・・

「すべての子どもを、夢中にさせる。」

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