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絵本の小部屋へようこそ!

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「季節展示」「おすすめ展示」「テーマ展示」など、来訪者のリクエストに応じた絵本棚でお迎えする小さな文庫活動の終了に伴い、バーチャル版をご用意しました。オーナーの自分勝手な絵本解釈…
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#英語絵本

絵本の小部屋について

いつもご覧いただいている皆さま、初めてご訪問くださった皆さま、拙い記事のために貴重なお時…

絵本の虫
1年前
45

所変われば りんごも...

ジョニー・アップルシードとは、アメリカ合衆国の開拓期にりんごの種を植えてまわった実在の人…

絵本の虫
7か月前
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戦後まもなく

戦争が終わって1年も経たない頃… 【以下ネタバレあり】 山間の小学校で運動会が開催されて…

絵本の虫
10か月前
46

カメのフランクリン

カメのフランクリンが人気なのは、子どもの気持ちによく寄り添っているからだと思う。 Frankl…

絵本の虫
1年前
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懐かしのRichard Scarry シリーズ

20歳で初めて米国でホームステイした際、スーツケースに詰め込んで持ち帰ったのが、このスカー…

絵本の虫
1年前
30

手あそびうたの仕掛け絵本

うちの2歳児でも楽しめた英語絵本は、案外、利用価値があるのではないかと思う。文法や語彙が…

絵本の虫
1年前
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アフリカ民話ー歌って踊れる絵本

南アフリカの子守歌と民話にもとづくおはなし絵本。米保育園2歳児クラスの読み聞かせで取り上げられていた1冊。【以下ネタバレあり】 米保育園での息子は「アービヨヨ!アービヨヨ!」と歌いながら楽しそうに踊っていたけれど、アビヨーヨはコワ〜い人喰い巨人。しかも前半はシリアスな展開。 ウクレレを弾く少年は周囲の大人たちからうるさがられ、少年の父親も魔法の杖を使いすぎて疎まれ、親子共々、村から追放されてしまう。そこに恐ろしい影が忍び寄る。 逃げまどう人々。その一方で、少年と父親は人

リズミカルな英語絵本

これは英語がわからない2歳児でも楽しめる絵本 NO.1 なのに、残念ながら日本の書店で入手する…

絵本の虫
1年前
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ビビリねずみのリアクションが楽しい絵本

先の記事で英語初心者の幼児でも楽しめる絵本に触れたので、せっかくだからその詳細をこちらに…

絵本の虫
1年前
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夢おばけ退治

同じくMercer Mayer による There's a Nightmare in my Closet (『おしいれおばけ』今江祥智訳…

絵本の虫
1年前
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ひとり寝恐怖の克服

Mercer Mayer による There's an Alligator under My Bed (『ほんとだってば!』今江祥智訳)…

絵本の虫
1年前
36

ひとり寝は自立への一歩 (?)

Bedtime for Frances (邦訳『おやすみなさいフランシス』松岡享子訳)は、ひとりで眠れない子ど…

絵本の虫
1年前
36

はなれていても大丈夫

2020年の出版年と「愛する人をハグできない全てのこどもたちへ」という献辞から察するに、これ…

絵本の虫
1年前
44

春待つ絵本

初版1949年の古典絵本 The Happy Day は、1967年に邦訳『はなをくんくん』として日本の読者にも届けられ、もう半世紀以上も読み継がれている。 冒頭、雪が降る中、動物たちは眠っている。ところが、雪はまだやまないのに、動物たちが次々と目を覚ます。 つづいて動物たちは走り出す。いったい何が起きたのか。 英語は平易な文体なので読み聞かせにも適しているのだが、木島始氏による邦訳があまりにも優れているので、いつも日本語で読んでいた。「はなをくんくん」の高揚感に加えて