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はなれていても大丈夫

2020年の出版年と「愛する人をハグできない全てのこどもたちへ」という献辞から察するに、これはコロナ禍ゆえに生まれた絵本と思われる。

Text by Eoin McLaughlin & Illustrations by Polly Dunbar,
While We Can't Hug (Faber & Faber, 2020)

家族や自分が隔離されたり、友だちとソーシャルディスタンスをとらなければならなかったり、世界中のこどもたちが多かれ少なかれ淋しい思いを経験したはず。

ハグできなくても他の方法があるから大丈夫だよ…とやさしく教えてくれる温かみのあるこの絵本のおかげで、慰められたのはこどもだけではなかったのではないだろうか。

同じ作者らによる大型絵本 The Hug とちがって、こちらは10センチ四方のハードカバー。小さくて軽いので、離れ離れになる友人や単身赴任中の家族、遠距離恋愛中の恋人に贈るのもおすすめ。コロナ禍でなくても、引越シーズンに活躍しそうな1冊💌