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絵本の小部屋へようこそ!

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「季節展示」「おすすめ展示」「テーマ展示」など、来訪者のリクエストに応じた絵本棚でお迎えする小さな文庫活動の終了に伴い、バーチャル版をご用意しました。オーナーの自分勝手な絵本解釈… もっと読む
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絵本の小部屋について

いつもご覧いただいている皆さま、初めてご訪問くださった皆さま、拙い記事のために貴重なお時…

絵本の虫
1年前
43

わたしのピンクをさがしに

月刊『たくさんのふしぎ』は子どもたちが定期購読していた頃からのファン。 今月号は初めて自…

絵本の虫
1か月前
93

歯医者さんの絵本

歯医者さんも患者さんもお互い大変だけど、頑張って治療にあたる様子が対照的に描かれている、…

絵本の虫
3か月前
91

こんな今だけど...

「被災地に本を送らないで」のニュースにはごもっともと思う反面、少なからぬ衝撃を受けた。と…

絵本の虫
3か月前
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ハッピーハロウィン

この写真…こわいですよね😱 本の中身は著作権上アップできないけれど、仕掛け絵本とわからな…

絵本の虫
6か月前
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所変われば りんごも...

ジョニー・アップルシードとは、アメリカ合衆国の開拓期にりんごの種を植えてまわった実在の人…

絵本の虫
6か月前
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祝10周年かもしれない🍎

りんごといえば、やはりこちらヨシタケシンスケさんの衝撃の絵本デビュー作🎉 哲学的な考察を想像力を駆使してユーモラスに展開してみせたこの絵本は、いまや世界各国で翻訳され愛されている。出版からもう10年?まだ10年? ヨシタケさんの絵本がない本棚なんて!(大昔こんなCMがありましたね…「○○○○を入れないコーヒーなんて」☕️😆) 大学の英語の教科書に、片足を引きずる鳩を見た場合に母が子に「かわいそう」と言うか「しっかりしてるね」と言うかの文化的相違に触れたものがあったのだけれ

ねずみくんの場合

サルカニ気分を味わったあとに、このねずみくんを読むと心穏やかになります☺️ りんごの木を…

絵本の虫
6か月前
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さるかに再考

絵本『かにむかし』の表紙はカラー刷りだが、本文と見返しは黒と朱の墨絵によるシンプルな色彩…

絵本の虫
6か月前
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絵本『絵で読む子どもと祭り』

00:00 | 00:00

各地でお祭りが再開して賑わっているので、久しぶりに「月刊たくさんのふしぎ」(福音館書店、…

絵本の虫
7か月前
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夏色絵本

夏休みも残りわずか。この夏、こどもたちはどんな思い出を心に刻んだのだろう。 見返し一杯に…

絵本の虫
8か月前
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心象風景

絵本との再会は、学生時代に友人と一緒に至光社・丸善共催の世界絵本作家原画展に出かけたこと…

絵本の虫
8か月前
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戦後まもなく

戦争が終わって1年も経たない頃… 【以下ネタバレあり】 山間の小学校で運動会が開催されて…

絵本の虫
8か月前
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戦争のあと

第二次大戦後、ポーランドからカナダに移り住んだ祖母と「ぼく」との交流を描いた絵本。ジョーダン・スコットとシドニー・スミスによる絵本だけに、大きな期待とともに発売と同時に入手した。【以下ネタバレあり】 ところが、この冒頭の一文を読んだ途端、私はしばらくページをめくることができなくなった。 それは戦後の引き揚げにより、頼った親戚宅の納屋で暮らすことを余儀なくされた母の体験談を想起させた。幼い頃、母から繰り返し聞かされた戦後の苦労話は何も日本に限ったことではなく、世界中に似たよ