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絵本の小部屋へようこそ!

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「季節展示」「おすすめ展示」「テーマ展示」など、来訪者のリクエストに応じた絵本棚でお迎えする小さな文庫活動の終了に伴い、バーチャル版をご用意しました。オーナーの自分勝手な絵本解釈…
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#おすすめ絵本

絵本の小部屋について

いつもご覧いただいている皆さま、初めてご訪問くださった皆さま、拙い記事のために貴重なお時…

絵本の虫
1年前
45

歯医者さんの絵本

歯医者さんも患者さんもお互い大変だけど、頑張って治療にあたる様子が対照的に描かれている、…

絵本の虫
5か月前
91

祝10周年かもしれない🍎

りんごといえば、やはりこちらヨシタケシンスケさんの衝撃の絵本デビュー作🎉 哲学的な考察を…

絵本の虫
8か月前
60

ねずみくんの場合

サルカニ気分を味わったあとに、このねずみくんを読むと心穏やかになります☺️ りんごの木を…

絵本の虫
8か月前
57

さるかに再考

絵本『かにむかし』の表紙はカラー刷りだが、本文と見返しは黒と朱の墨絵によるシンプルな色彩…

絵本の虫
8か月前
51

夏色絵本

夏休みも残りわずか。この夏、こどもたちはどんな思い出を心に刻んだのだろう。 見返し一杯に…

絵本の虫
10か月前
60

戦後まもなく

戦争が終わって1年も経たない頃… 【以下ネタバレあり】 山間の小学校で運動会が開催されている。かけっこ、綱引き、二人三脚などお馴染みの競技が繰り広げられ、勝者には景品が渡される。景品の中身は、みかんとお餅と鉛筆だ。そこに米軍兵がふたりやって来る。子どもたちは赤い髪や黒い肌に驚くとともに恐怖を感じる。だが、人懐こく礼儀正しいふたりは帽子をとって挨拶を交わし、校長から自転車を借りて曲芸を披露するのだった。歓声に包まれた後、一番大きな景品を贈呈されたふたりは、「アリガトウ、アリガ

海の日に

Susy Lee の絵本 Wave の韓国語版は、英語版の翌年に出版されている。 字のない絵本だからど…

絵本の虫
11か月前
52

田植えの季節に

毎年この時期になると、農家の方のご苦労を思う一方で、田んぼの美しさに見惚れてしまう。水面…

絵本の虫
1年前
55

カメのフランクリン

カメのフランクリンが人気なのは、子どもの気持ちによく寄り添っているからだと思う。 Frankl…

絵本の虫
1年前
33

懐かしのRichard Scarry シリーズ

20歳で初めて米国でホームステイした際、スーツケースに詰め込んで持ち帰ったのが、このスカー…

絵本の虫
1年前
30

手あそびうたの仕掛け絵本

うちの2歳児でも楽しめた英語絵本は、案外、利用価値があるのではないかと思う。文法や語彙が…

絵本の虫
1年前
30

リズミカルな英語絵本

これは英語がわからない2歳児でも楽しめる絵本 NO.1 なのに、残念ながら日本の書店で入手する…

絵本の虫
1年前
43

ビビリねずみのリアクションが楽しい絵本

先の記事で英語初心者の幼児でも楽しめる絵本に触れたので、せっかくだからその詳細をこちらに。【以下ネタバレあり】 挨拶で始まるこの絵本の主人公は、読者目線を意識しているビビリなねずみ。 家からハシゴを持って出てきたところで、読者側の天の声に質問されて、意気揚々とイチゴの根元にハシゴを立てかける。 ねずみはこちらに向けて言葉を返すことはないので、読者はパントマイムを見るかのように、ねずみの動きに注目する。 ねずみがハシゴに上り始めると、また声が…… 声の主は大ぐまの大好物