絵本専門士による絵本まるごと研究会

「絵本まるごと研究会」は、第1期絵本専門士で絵本専門士養成講座講師の波賀稔さんが船橋み…

絵本専門士による絵本まるごと研究会

「絵本まるごと研究会」は、第1期絵本専門士で絵本専門士養成講座講師の波賀稔さんが船橋みらい大学で立ち上げた講座です。現在は、第5期から第8期の絵本専門士が中心となり、得意分野を活かし、絵本の魅力を紹介しています。noteでは、研究会のレポートを中心に紹介していきます。

マガジン

  • 絵本まるごと研究会の課外活動

    絵本まるごと研究会のメンバーが、研究会を超えて活動をした記録です。

  • 絵本まるごと研究会開催レポート

    絵本まるごと研究会で開催した講座の記録です。

  • 印刷と製本のヒミツを知ると、絵本はもっと楽しくなる!?

    絵本を造本の視点から眺めてみませんか?このマガジンでは、絵本の構造や表現について考えてみたいと思います。これまで以上に絵本を味わい、楽しむことができるかも♪

  • 絵本専門士 藤得顕の「絵本の⽊」

    • 6本

    絵本は、楽しむためにある。 絵本は、読み⼿・⾒る⼈が⼀緒に楽しむから味わい深くなる。 絵本は、⼦どもはもちろん⼤⼈が読む“からこそ”楽しい。 絵本は、まるで⽊のようだ。 何も⾔わず、そこにくる様々なものに恵みをもたらす。 現役保育⼠が実際に⼦どもと絵本を読んで感じたことや考えた事を記事にし、保育⼠・⺟親・⽗親が絵本を⼦どもとより楽しむヒントをご紹介しています。

最近の記事

絵本まるごと研究会書店2024秋冬  『友達っていいね!』をテーマとした本を売っています!

2025年3月まで、絵本まるごと研究会は、京都の山城書店さんの貸棚で絵本を販売しております。 今期も2つの班でテーマを選定し、一つは「友達っていいね!」に決まりました。 手作りのPOPやスリップでお薦めポイントを紹介していますので、お近くの方はぜひお店にお運びください。           『ぐりとぐらとすみれちゃん』 皆様ご存知のぐりとぐらの家に、すみれちゃんがカボチャを持ってやってきました。美味しいものを仲良しの友達と一緒に食べると、もっともっとおいし~いネ❣(A

    • 絵本まるごと研究会書店2024秋冬  『笑いが止まらない絵本』『夜が楽しくなる本』をテーマとした本を売っています!

      2025年3月まで、絵本まるごと研究会は、京都の山城書店さんの貸棚で絵本を販売しております。 今期も2つの班でテーマを選定し、一つは「笑いが止まらない絵本」「夜が楽しくなる本」に決まりました。 手作りのPOPやスリップでお薦めポイントを紹介していますので、お近くの方はぜひお店にお運びください。 「でんごんでーす」 お母さん鳥が、息子ピーターへの伝言を頼みます。ところが、伝言を受け取った鳥たちは思い出せなくなって、次々と内容を変えて伝えていくのです。 どうしてそうなっちゃう

      • 第46回絵本まるごと研究会

        第46回絵本まるごと研究会の担当は、山城書店(京都府京田辺市)の店主であり、第5期絵本専門士の森武紀明さんでした。タイトルは、「本屋のオヤジは見た!~親子の本選び~」。どのようなお話だったのでしょうか? 絵本専門士5期生の森武紀明です。 京都府京田辺市 京都市と奈良市の中間地点に位置する人口72,000人のシャッター商店街で山城書店という町の本屋を経営しております。2009年に父の跡を継ぎ15年目です。山城書店は12月で60周年を迎えます。書店という仕事は地域の文化発信拠点

        • 「みんなで絵本にふれる夏」の「たのしいおはなしの会」inたかすな保育園に参加しました

          絵本専門士による絵本まるごと研究会 有志3名 2024年8月19日 昨年度にお世話になった。城西国際大学 中尾先生のゼミが開催した2024年8月10日(土)「たのしいおはなしの会」に於いて、2回のおはなし会を開催しました。 1回目 13:00~13:25 2回目 13:30~13:55  保育園在園のお子様や、保護者様と一緒に来たお子様、保護者様、保育園の先生、城西国際大学の学生の方、ご関係者の皆様と一緒に、絵本やふれあい遊びを楽しみました。 【プログラム】 プログラム 

        絵本まるごと研究会書店2024秋冬  『友達っていいね!』をテーマとした本を売っています!

        マガジン

        • 絵本まるごと研究会の課外活動
          9本
        • 絵本まるごと研究会開催レポート
          32本
        • 印刷と製本のヒミツを知ると、絵本はもっと楽しくなる!?
          4本
        • 絵本専門士 藤得顕の「絵本の⽊」
          6本

        記事

          第45回絵本まるごと研究会

          「ブックハウスカフェ」は古書店が立ち並ぶ本の街・神保町に子どもの本の専門店&カフェとして2017年5月5日こどもの日にオープン。絵本の聖地としてTVや本などで紹介されている現在のブックハウスカフェになるまでの軌跡と経営方法、理念について店長の茅野さんよりおはなしいただきました。 そして、A)読書離れ B)大人向け絵本 C)100年読み継がれる本 の3点について参加者と意見交換を行いました。 「ブックハウスカフェとはどんなところ?」 前身の「ブックハウス神保町」は2005年か

          第44回絵本まるごと研究会

          2024年度も絵本まるごと研究会は、例会のレポートをnoteで紹介してまいります。 今回は、初めて取り上げるノンフィクション絵本。参加者がノンフィクションと思う作品すとその魅力について紹介し、ノンフィクション絵本について考えてみました。 『庭のマロニエ ーアンネ・フランクを見つめた木ー』 本書は、170年生きたマロニエ(セイヨウトチノキ)と、2年以上も隠れ家で暮らすことを余儀なくされた少女アンネ・フランク、2つの物語である。 語りは主にマロニエの視点だか、アンネの残した日

          絵本まるごと研究会 書店 2024春夏  「美味しい絵本」を売っています!

          2024年9月まで、絵本まるごと研究会は、京都の山城書店さんの貸棚で絵本を販売しております。 今期も2つのテーマで選書し、その一つが「美味しい絵本」です。 手作りのPOPやスリップでお薦めポイントを紹介していますので、お近くの方はぜひお店にお運びください。 『ぼくはアイスクリーム博士』  もしアイスクリームが大好きなら、アイスクリームのヒミツを一緒に調べてみないかい? アイスクリームが、もっともっと美味しくなるかもしれないよ♪(Book Hunter Akiko) 『そ

          絵本まるごと研究会 書店 2024春夏  「美味しい絵本」を売っています!

          第43回絵本まるごと研究会

          3月10日の例会では、「子どもと絵本をつなぐ ―ブックスタート事業と学校図書館―」と題して、子どもが絵本と出会う状況について、担当者が研究や経験をもとに発表しました。 武田直子 絵本専門士(第6期)の講座を受けるなかで、すべての子どもに絵本が届く環境づくりに興味を持ち、社会人大学院で読書に関する都市行政を研究。修了後、現在は学校図書館について知りたいと司書教諭の勉強中。 増田穂里 小学校図書館勤務。司書の専門性を磨くため、絵本に着目し絵本専門士(第5期)を受講。絵本の可能

          絵本まるごと研究会書店 2024春夏  『頑張っている人に贈りたい絵本』  を売っています!

          2024年9月まで、絵本まるごと研究会は、京都の山城書店さんの貸棚で絵本を販売しております。 今期も2つのテーマで選書し、その一つが「頑張っている人に贈りたい絵本」です。 手作りのPOPやスリップでお薦めポイントを紹介していますので、お近くの方はぜひお店にお運びください。 『もしかしたら』 本文何か素敵なことが待っているかもしれない 明日を信じたくなる絵本です(福羅) 『ゴールディーのお人形』              『いちねんせい』 『ちょっとだけのんびりするひ

          絵本まるごと研究会書店 2024春夏  『頑張っている人に贈りたい絵本』  を売っています!

          絵本まるごと研究会書店はじめました!2024winter①「明日も楽しく」

          絵本まるごと研究会では、京都府の山城書店様にて、私たちが選書をした作品の販売を始めました。 21名の会員が2つのグループに分かれ、それぞれのテーマに沿った選書をしています。 一つ目のテーマは「明日も楽しく」。 お近くの方は、ぜひ山城書店様にて私たちの選書をご覧いただき、気になる作品をご購入いただけますと嬉しいです! どうぞよろしくお願いいたします。 「明日も楽しく」選書リスト『アパートのひとたち』 アパートにはどんな人が住んでいるのでしょう?絵をじっくり眺めてみてくださ

          絵本まるごと研究会書店はじめました!2024winter①「明日も楽しく」

          絵本まるごと研究会書店を始めました!2024winter②「心がぽかぽかあたたまる絵本」

          絵本まるごと研究会では、京都府の山城書店様にて、私たちが選書をした作品の販売を始めました。 21名の会員が2つのグループに分かれ、それぞれのテーマに沿った選書をしています。 二つ目のテーマは「心がぽかぽかあたたまる絵本」。 お近くの方は、ぜひ山城書店様にて私たちの選書をご覧いただき、気になる作品をご購入いただけますと嬉しいです! どうぞよろしくお願いいたします。 「心がぽかぽかあたたまる絵本」選書リスト 『こんとあき』 「初めて大判の絵本の原作も絵も任されて一生懸命描

          絵本まるごと研究会書店を始めました!2024winter②「心がぽかぽかあたたまる絵本」

          第42回絵本まるごと研究会

          【今回の講師】 中尾玲一氏(城西国際大学 准教授) 図書印刷株式会社や株式会社徳間書店にて書籍の製造や販売に携わった後、現職。 大学では、メディア学部にてサブカルチャー研究、メディア産業研究などで教鞭をとり、絵本ワールドin京葉などで学生にイベント運営を指導している。  2月17日に開催された第42回絵本まるごと研究会は、大学の先生を講師に迎えたことに加え、リアルとオンラインのハイブリッド開催など、初めて尽くしの開催となった。 そして今回は、まさに「講義」であり、専門的な

          第41回絵本まるごと研究会

          毎年恒例の新刊絵本を振り返る会。2023年に刊行された推しの絵本を紹介しました。 『ほうきぼしのまほう』 パパの転勤で自然豊かな地域から都会へと引っ越した主人公は、新しい環境に馴染めずもどかしい毎日を過ごします。ある晩、窓から見えたほうきぼしが、主人公にかけた魔法とは?新しい環境を受け入れるのは、必ずしも簡単なことではありません。大人にも勇気をくれる一冊だと思います。色鮮やかで、最終画面に驚きもあり、お話し会にもお薦めです。(やさか) 『ぼくはなんのほん?』 人がいな

          第40回絵本まるごと研究会

          11月25日に開催をした例会では、絵本の群読について、当研究会での実践と参加者の経験をもとに意見交換を行いました。(ここでの群読とは、教育現場での読みとは異なり、絵本の群読となります。) 複数名で読むことでの効果や、読み方のパターンなど、多くの発見がありましたので、紹介します。 矢阪亜希子 印刷業界初の絵本専門士(第5期)/JPIC読書アドバイザー(第25期)。絵本まるごと研究会や地域の読書支援ボランティアなどを通じて、造本の視点から見た絵本の魅力を伝えていきます。 相沢

          第39回絵本まるごと研究会

          2023年10月28日(土)の絵本専門士による「絵本まるごと研究会第39回」では、「子どもとお母さんを支える絵本~学童期編~」をテーマに、第5期絵本専門士のAkadaが担当させて頂きました。 Akada (東京都在住。病院勤務の言語聴覚士を経て現在は地域のフリースペース勤務。都内で乳幼児から高齢者までのおはなし会を実施している『おはなしポッポ』所属。絵本の読み聞かせや手遊びで活動しています。) 今回の発表は、2019年に私が担当しました「子どもとお母さんを支える絵本」の続

          第38回絵本まるごと研究

          2023(令和5)年9月30日(日)絵本専門士による「絵本まるごと研究会第38回」では、「文字なし絵本」の魅力を語る! ~おすすめの「文字なし絵本」を読もう~」をテーマに、第5期絵本専門士の德永加代と村田純子が担当させていただきました。 德永加代 大阪府在住。現在、大学の教育学部で認定絵本士養成講座を担当しています。学生と一緒に図書館などでおはなし会を行っています。 村田純子  京都府在住。元小学校教諭。現在は中学校でことばの力育成支援員として学校図書館で司書の仕事をして