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倒産件数が8月末で累計500件

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、企業倒産が広がっている。帝国データバンクによれば、2020年8月末で累計500件を超え、9月に入ってからもじわじわ増えている。「今後、業績にマイナスの影響がある」と懸念している企業は多く、倒産数の増加など年末に向けて厳しい状況が続く可能性は大きい。

帝国データバンクのまとめでは、9月15日現在で、今年になってから広がった新型コロナウイルスに関連する倒産は累計で527件。業種別では「飲食店」が最も多く76件、次いで「ホテル・旅館」が54件、「アパレル・雑貨小売店」が36件と続いた。
(JCASTニュースより引用)

新型コロナウィルス関連で倒産した会社が8月末までで累計で500件を超えたそうです。これは倒産した数であってもう続けるのは無理で自主廃業は数には含まれていません。政府が発表した数字よりさらに悪化していることは間違いないです。

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目立つ倒産としてはやはり飲食業が多いです。飲食業については現金商売(日銭商売)であるところが多いため売上がなくなると途端に厳しくなります。

・人件費
・家賃
・材料費
・水道光熱費

これは売上が入ってきたからそれを支払いに回せていたものが回せなくなります。人件費については雇用調整助成金で少しはまかなえるかもしれないですが、それもいつまでもつのか分かりません。

何よりも新型コロナウィルスが収束しない限りは元の売上に戻るということもないでしょう。しかし新型コロナウィルスはまた第二波、第三波とやっていているため元の売上を確保するのは難しいです。

新サービスを展開しないと生き残れない

飲食業はどこかで新サービスを展開しなければ生き残れません。今日のニュースによるとテイクアウトに焼肉ロースターを貸し出して翌日に回収するサービスを考えたお店が紹介されていました。

加えてコロナ禍を契機に「焼肉用精肉」のテークアウト販売に乗り出す焼肉店が増えており、バーベキュー(BBQ)ニーズにマッチして新規開拓に手応えをつかんでいる様子だ。2万店・1兆円と目される焼肉市場で新たな需要を掘り起こした成功事例を追った。

仙台市に4店舗を構える「焼肉レストランひがしやま」は4月中旬、宅配焼肉「ニククル」を始めた。かねて専門店向けの調理下請け事業をセントラルキッチンで行っており、そのセントラルキッチン機能を活用したサイド事業である。開業に当たり、三輪バイク6台と軽自動車2台を導入、新聞折り込みでメニューブックを配布、家庭用ロースター(カセットコンロ)の貸し出しも用意した。
(日本食糧新聞より引用)

テイクアウトについては人件費が少なくてすむということもありますが、単価が引くと前の売上をカバーできるだけの売上にはならないです。その点ニュースの焼肉については客単価が高いのでテイクアウトにしても採算は取れると思います。

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居酒屋が夜の営業ができなくてテイクアウトをしているところもありましたが、これは単価の高いお酒が出ないためなかなか採算ベースには乗らないと思います。

このロースターについては家庭用よりも性能がいいらしいので、自宅でお店と変わらない焼肉を食べられるという宣伝をすれば口コミで広がっていくと思います。

「GO TO イート」に期待

これから「GO TO イート」が始まります。「GO TO トラベル」については還元してくれる率が高くなる高い宿で使う人が多かったそうです。イートの場合もより高いところでしか使わない人が多くなりそうです。

イートをうまく活用して活性化してほしいところです。

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