子育てに葛藤するのも、子育ての大切な一部なんだ
僕はひとりのパパとして、自分のnoteやブログで子育てについてたくさんの記事を書いてきました。
トピックは子どもたちとの遊びに食事、仕事と育児の両立などさまざまですが、できるだけ前向きなトーンで書くことを心がけてきました。
大きな理由は、これからをお子さんを考える人たちに育児についてネガティブな情報を与えたくなかったからです。
たしかに、僕は「子育てはめちゃめちゃ楽~!」と手を叩きながら言うことはできません。育児ではわからないことばかりだし、子が具合が悪いときに小児科を受診するかどうか迷います。夜泣きで細切れ睡眠、準備万端で「よし出発だ」とのタイミングでウンチをされ、「くそー!遅刻だ」なんてこともあります。
こんな感じで大変なことは数知れませんが、子どもは可愛いのも事実です。可愛い、とにかく可愛いのですよ!!
この写真は息子たちがそろって遊んでいるところです。
小さい男の子2人が肩を並べ、キャッキャッと言いながらおもちゃに夢中になっている。時にはケンカ(といっても、長男が次男にお絵描きを邪魔されて一方的に怒っているだけだけど)をしますが、基本的には2人仲良しで、長男は保育園から帰ると弟と遊びたがります。
子育てにはこうした明るい面もある、楽しいひと時もあるんだよ。そのことを伝えたくて、できるだけ前向きなトーンでnoteやブログを書きたかったのです。
おそらく、このnoteをお読みの方はご存じだと思うのですが、ネットには子育てに関する情報にはネガティブな内容が目立ちます。
保育園に入れない、夫が育児に協力的ではない、育児と仕事の両立がきつい、キャリアが断絶してしまう、自分は育児に向いていない、自分の時間がない、お金がかかる。などなど。挙げたら切りがありません。
こうした情報をまとめると、「子育て=しんどい」「子どもを持つと事由がなくなる」のようなイメージが蔓延しているように感じられます。
この状況の何を僕が心配しかたというと、ネット上に散らばるこうしたネガティブな情報が、これからお子さんを考える人たちに「やっぱり、子どもを持つのはやめておこう」と思わせてしまうことでした。
もちろん、子どもを持つか持たないかは個人が決めればいいことで、何物も強制することはできません。でも、本当は子どもを望んでいたのに、ネットに散見される「子育て=つらい」を信じて、子どもを持つことをあきらめてしまうのであれば、悲しい…。
少子化にはいろんな原因がありますが、独人時代、子どもを持つ前の暮らしで子育てについてのマイナスな情報をたくさん浴びてしまうこともあるように僕は思います。
たとえば、こんな経験はないでしょうか。
人や商品を誰かから紹介されたとき、その商品を実際に目にしたり手に取ったりする前に、紹介者から「あの人は性格に難があるんだよ」や「この商品には〇〇な点があって残念」みたいなことを言われてマイナスのイメージを持ってしまう。
このように、前情報が持つ影響力はめちゃめちゃ強い。
ネットショップで商品を買おうとしたとき、レビューが「使い心地が悪い」「すぐに壊れる」「電気代がめちゃめちゃかかる」みたいなコメントであふれていたら、積極的に購入したいと思うでしょうか?
子どもを持つ選択も同じような感じだと僕は思うのです。だから、できるだけ前向きな記事を書きたかったし、書いてきました。
でも最近、僕はその考えを改めつつあります。
むりやりに子育ての明るい面を見なくてもいい。子育てのつらい面もちゃんと見て、ありのままを書く方が親切なのではないだろうか。
マイナスなことを列挙しまくる必要がないように、プラスなことばかりに焦点を当てることもない。なぜなら、それは子育てのリアルを表していないと感じたからです。
子育てを冷静にとらえると、ひとりの人間を赤ちゃんから成人まで育てるわけだから、迷ったり、葛藤したりして当然です。
躾をどうするか、仕事と育児のバランスをどう取るか、子育てのプレッシャーとどう向き合うかなど、僕は今、子育てで葛藤することがあります。いや、これまでもたくさん悩んできました。
最近、僕は思うのです。そんな葛藤もまた、子育ての大切な瞬間の一つに違いないのではないか。
ハイハイをした、つかまり立ちをした、初めてパパママと言ったなどと同じように、子育てに悩み、立ち止まる瞬間もまた子育ての大切な一部なんだ。
僕はこれから、ひとりのパパとして子育てで感じる迷いも発信していこう。子育てのありのままを今日も感じ、それを文字にしていくんだ。
お読みくださり、ありがとうございました!
そのべゆういち
charoma0701@gmail.com
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